「0歳児からスマホの時代」~23%の乳児がスマホに触れる生活を送っている!

今や0歳児の4人に1人が日常的にスマホに“子育て”されており、1歳児にもなれば自分でタッチパネルを操作できるようになってしまう時代になってしまった。
面と面で母親が子育てする風景は過去のものになってしまうのだろうか。

リンク
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「0歳児からスマホ」の時代 ~東大共同調査からの報告

電通メディアイノベーションラボでは、東京大学大学院情報学環の橋元良明教授と共同で子どもとメディアの関わりについて研究を続けています。このたび、共同研究チームでは、乳幼児のスマホ利用を中心テーマに据え新たな調査を行いました。

●なんと、0歳児の23%もがスマホを利用している!
図1は、0歳~12歳児の母に対する「お子さまはスマホを利用していますか?」という質問の結果です。ご覧の通り、生まれたばかりの0歳児でも23.0%がスマホ接触していることが分かりました(自宅内での利用)。この23.0%という数字、橋元教授が行った別の調査でもほぼ同値(23.5%)という結果だったそうです。今やスマホは、「乳幼児から普通に触れられるもの」となっているようです!

●乳児がスマホを使うようになったワケは?
では、スマホ乳児台頭の背景について考察します。なぜ、乳児がスマホに触れるようになったのでしょう?その「いきさつ」「背景」として、以下の3点ほどが感じられました。

①母親層におけるスマホ利用の浸透
②忙しい子育てや家事の中で、スマホが「子守り」のツールとして使われ始めた
③乳幼児にとって、スマホは「最高のおもちゃ」となりつつある

まず①ですが、例えば今から10年前の母親たちはスマホをほとんど使っていませんでした(日本へのiPhone 3G 導入は2008年)。一方、昨今ではほとんどのお母さんがスマホを利用しています(今回の調査では0~6歳児の母の9割以上が利用という結果でした)。

②に関しては、“ワンオペ育児”で忙しい毎日の中、ついついスマホに子守りを頼ってしまうというお母さんたちの様子を、わたしたちはグルインの生声から知りました。例えば、以下のようなコメントが聞かれています。

“家事で忙しいとき、子どもにスマホを渡してしまう。たまには自分自身のご飯をゆっくり食べたい、と思うときとか…”

“病院・電車などの公共の場で子どもを静かにさせるためにスマホの画面を見せたのがキッカケかな”

“寝かしつけのオルゴール代わりにスマホを使い始めた。「赤ちゃん 眠る」などと検索すると、そういう感じの曲が流せる”

このようなトレンドは今後も拡大してゆくのでしょうか。

●乳児はスマホで何をしているのか?
スマホが子どもの最高のおもちゃとなっている」という件(③)ですが、では彼らはスマホで何をして遊んでいるのかというと、多くの乳幼児がYouTube(子ども向けのYouTube Kids含む)を見ています。例えば、図3に示す通り、スマホ接触のある0歳児の2人に1人はYouTubeを視聴しています。1歳児以降はさらに高い接触状況です。親の手を引っ張ったり、親へ向かって「アンパンマン!」と言い続けるなどして、スマホを見たいとせがむのだそうです。

ちなみに、グルインでお母さんから聞かれた逸話ですが、アンパンマン動画の見られない古い機種を手渡すと泣きだしてしまうという子もいました。その他、キャラクターが歌う動画を見せると子どもが泣きやむ、とか、動物の映像、玩具の紹介動画が好き、といった話も聞かれました。

動画視聴以外のおもちゃ的利用としては、スマホの「カメラ機能」も乳児たちのお気に入りです。0~1歳くらいでは、親が撮った自分の写真や動画を見るのが大好きな子が多く、1歳児では自分が撮られた画像を「見たい!」としゃべったり、自撮りをしたりする子さえ現れています。その他、知育目的で、「子どもへスマホでクラシックを聴かせている」とか、「フォニックス(英語の綴りと発音の関係性をもとに、正しい読み方の学習を促進させる手法)関連の動画を見せている」といったケースも見られました。

●子どもとメディアの今後
現代の乳幼児は、画面を指で触れることによりデバイスを操作する〔タッチスクリーン族〕になりつつあります。次の図4をご覧ください。

0~3歳児のタッチスクリーン習熟度ですが、細かい年齢まで刻むとサンプル数は少なくなるものの、1歳児の42.0%がスマホタブレットでスワイプしたり、ピンチアウト・ピンチインといった2本の指で画面を拡大縮小する動きを行い、32.1%は画面にタッチして別の動画へ移動するというような操作を体得しています(テレビの画面をスワイプ・ピンチアウト・ピンチインしようとする子さえも!)。

こうしたデータを見ると、「見たいコンテンツは、指一本、自分主導でチョイスする」という感覚を当たり前とした子どもたちが、これからますます増えていくことが予想されます。自己都合メディア主義…とでも呼びましょうか。

また、(これは4歳児以上への質問結果からですが)テレビの大画面での視聴が楽しいと感じる一方、スマホによる好きなタイミング・場所での視聴にも魅力を感じているという傾向も見られました。今後の子どもたちでは、メディアの器(=視聴デバイス)へのこだわりが少なくなっていき、プラットフォームフリー感覚が拡大してゆくことが予見されます。

さて、共同研究者の橋元教授は次のように述べられています。

“今回の調査により、スマホが乳児にもまさに普及しつつあるこの時期にしか得られない貴重なデータを得ることができました。例えばテレビの普及期において、乳幼児を対象にした同種の量的調査というのは日本に存在しません。テレビを導入したとき、0歳児も興味を持ったのか、どのような番組を好んだのか、親はどのような懸念をいただいたのかなどのデータがあれば、さぞ興味深いものになったと思います。”

生まれた時からスマホが空気や水のように当たり前の環境として存在する世界で育っていく子どもたちを、共同研究チームでは「ポストデジタルネイティブ」とネーミングしました。今後、ポストデジタルネイティブが長じるに従い、彼らが大画面で見るテレビリアルタイム視聴とスマホ動画視聴をどのように利用し分けていくのか、映像コンテンツに対する嗜好自体が従来の世代とどのような変化をとげるのか、実証的に追跡調査すべき課題は山積しています。

 

 

 

二郎板

赤ちゃんの好奇心が広がる!? 抱っことはちょっと違う”おんぶのいいところ”とは?

昔の人にとっては働きながら子育てをする上で、便利だったおんぶですが、思っていたよりも、様々な効用があるようです☆


リンクより引用

おうちの中でも外出時でも、多くの人が、赤ちゃんと大人が向き合う前抱きで抱っこをしているのが現状です。でも最近、少しずつおんぶをする人も増えている様子。「おんぶには、抱っことは違ったいいところがあるんですよ」と教えてくれたのは、理学療法士の中原規予さん。どんないいところがあるのでしょうか? 

◆ママ・パパの育児の「勘」が鍛えられる
「おんぶは赤ちゃんを背負うので、赤ちゃんの様子を背中越しにとらえるのは難しいと思うかもしれませんね。そこが初めてママの『おんぶが心配』と思う点だったりしますが、赤ちゃんの顔が肩から出るように調整すれば、実は会話も楽しめるんです」(中原さん・以下同)

◆肌感覚や重みでわかる
「たとえば、眠くなってくると赤ちゃんの手足が温かくなるのは、子育て中の人なら知っていますよね。ですから、手足を触れば、“ああ、眠くなってきたな”とわかるようになります。また、眠ったら、赤ちゃんは大人の体に自分の体を完全に預けてきます。だから背中にかかる重みが変わることで、眠ったかどうかもわかるようになるのです。おんぶを日常的にしていた昔の人は、泣き出す前に肌で赤ちゃんの変化を感じ取って、対応ができたといいます。なので昔は、“日本の赤ちゃんは泣かない”といわれていたとか。今の生活では昔の人ほどの勘を養うのは難しいかもしれませんが、おんぶで視覚に頼らない育児を経験すれば、だんだんと勘が鍛えられていくと思います」

◆最初は鏡などで確認してみて
「赤ちゃんが楽しくしているのか、ぐずり出しそうか…わからないうちは、おんぶをしたときに鏡を見て確認したり、周囲の人に赤ちゃんが心地よくしているのかどうか聞いて確認してみましょう。そのうち、肌感覚のほか、赤ちゃんが発する声や呼吸、鼻息、もぞもぞするなどの体の動きや密着感などからもわかるようになってくるでしょう」

◆赤ちゃん側にもメリットがいろいろ
おんぶには、大人側だけでなく赤ちゃん側にもメリットがいろいろあるのだそう。どんなメリットがあるのでしょうか? 

◆大人と同じ体験をしている感覚を味わえる
「背負う大人と同じ風景を一緒に見られ、大人の手元も見られるので、大人が行っていることを赤ちゃん自身も一緒に行っているような“追体験”ができるといわれます。また大人と同じ目線でいることで、親の付属物ではなく、社会参加をしている感覚で物を見ることができるといわれます。
いずれも、赤ちゃんの好奇心をはぐくむのにとても効果的な体験です。また、おんぶのときの、赤ちゃんが両手足でしがみつく動きは、床の上で遊ぶときと違い、股関節や肩甲骨の周囲の筋肉を強く使います。そのため、立ち上がる動作や物を運ぶ手の動きなどを身につける前段階として効果的なのです」

◆たっぷりとスキンシップできる
「甘えたくなったら、大人の背中にぺったりともたれて甘えられるのも、おんぶの利点。おんぶをするとすぐ眠ってしまう子が多いのは、心が満たされ、安心感を得やすいからかもしれませんね」

◆メリットのあるおんぶのコツ
おんぶのメリットは、ほかにも大人の腰への負担が少なかったり、両手があく、軽く感じるなど、いろいろあるそうです。ただし、メリットのあるおんぶのしかたにはコツがあるのだとか。そのコツとは…? 

◆なるべく高い位置でおんぶする
「昔ながらのおんぶひもや一本帯を使っておんぶをしたときは、おんぶをする人の肩から赤ちゃんの顔が出るくらいの高さでおんぶをします。またおんぶをした大人は、赤ちゃんが大人の背にもたれかかりやすいように、少し前かがみの姿勢をとり重心を安定させましょう。また赤ちゃんが大人にぴったり寄り添えるよう、体を密着させておんぶすることもポイントです」

◆ときどき下ろして休憩を
「基本はおすわりができるようになってからおんぶを行うのが安心です。おんぶはラクなのでつい長い間おんぶしたままでいたくなりますが、寝たら下ろしましょう。寝なくても、ときどき赤ちゃんを下ろして、大人も赤ちゃんも同じ姿勢をとり続けないように気をつけることも大事です」

おんぶには「抱っことは違ったメリットがいろいろある」というのは、とっても興味深いですね。「だんだんと赤ちゃんの体重が増えて抱っこがつらくなってきた」「抱っこでの寝かしつけが大変」という人は、おんぶに挑戦してみては?  

引用終了

 

 

 

大國ゆき

子どもを追いつめる、親たちの「願望と正論」

以下(リンク

子供に対する相談を石田さんが受けての言葉です。
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いただいた文章から察するに、お子さんは、とてもエネルギーが有り余っており、良い意味で子どもらしさを持ったお子さんのようですね。

山本さんも「彼が覇気を少しでも養い、彼自身で少しでも彼の世界を自由に泳ぐような生活を持ってほしい」と望んでいます。その一方で、同時に、「少しずつ社会や学校のルールを認識するとともに、勉学についても自分で少しでも発見し、地道に続けるという努力を願っている」という、とてもすばらしいお考えを持っていらっしゃることに感服いたします。実にすてきなお考えです。

しかし、お子さんのためを思っていらっしゃる山本さんには酷な言い方になるかもしれませんが、実はそれが極めて「危険」な状態を生む可能性があります。


どういうことかと言いますと、「親の『子どもにこうなってもらいたい』は押し付け」であるということなのです。もう一度言います。親のこうなってもらいたいは「押し付け」なのです。

親が、子どもへの理想のイメージを持つこと自体は問題ないのですが、多くの場合、その状態になるように、「押し付け」が始まる場合があるのです。「親は作為的行動に出て、親の価値観や思考の枠からはみ出ると“強制的に”戻させよう」とします。その枠とはルールであり、こうあるべきという姿であったりします。

広い意味での社会道徳や倫理観というものは確かにありますが、それが親の水準になると狭い意味での社会道徳、倫理観となり、極めて柔軟性の欠ける親主導型の「親の価値観押し付けモデル」となることが少なくありません。親と子では得意とする部分も異なり、才能も異なり、価値観も異なるのです。

山本さんのお子さんは現在、子どもらしい覇気と活力を持っているのですが、親はその方向が勉強に向かわない、親の考えるあるべき姿に向かわないため、日々ストレスを感じておられるようです。しかし、お子さんにはさらにその何倍もストレスがかかっていることでしょう。現に鉛筆を折るといった行動をされているということは、その一部のストレスが表出しているとも考えられます。

では次に、山本さんの場合、どのように対処するかという方法についてお話します。

方法はただ一つです。「親が考える『こうあるべき』『ルール』をすべて撤廃し、子どもの良い点は何か、子どもが大切にしている価値観は何か、にフォーカスする」ということです。

お子さんは何をしているときに、最も「ワクワク感」「充実感」を持っているか。そこを見るのです。それを入り口としてアプローチをしていくのです。しかし、このようなことをお伝えすると「ゲームをやっているときに充実感を感じている」という方がいます。本当にゲームをやっているときに真の意味で充実感を感じているでしょうか。多くの場合、ゲームは暇潰しやストレス解消でやっているものです。つまり、それは余暇的な息抜きであり、一時的な充実感なのです。本当にワクワク感、充実感があれば、ゲームの作り手になろうとしたり、eスポーツのような世界大会への出場などへと意識が向かいます。筆者が言う、その子にとってのワクワク感、充実感とは、将来的職業にもつながる可能性があるものなのです。

山本さんのお子さんの場合、ご相談文を読む限りですが、ゲームではなく、おそらく人と関わることに特質があるように思います。転校という経験を通じ、初めての人たちと関わる中で、自分の特徴を無意識に認識してきたのでしょう。このような環境に置かれた子は世の中にそう多くはありません。それを長所として、伸ばしていくといいでしょう

 

 

 

 

大崎

親子でプラス思考を育ていていくための方法

東京大学受験をテーマにした漫画「ドラゴン桜」の指南役としても知られる親野智可等さんが、なりたい自分を実現するためのイメージトレーニング法を紹介しています。(リンク

・・・・・以下引用・・・・・

人間は「自己イメージ」という自分の設計図を持っている。「私はこういう人間だ」と思っていると、長い間にそうなっていく。だから、いまの私は内面的にも過去の自分がイメージした人間である。いや、そうじゃないという人もいるかもしれないが、無意識のレベルでは必ず自分へのイメージを持っている。

自己イメージは人間を形成する上で、大きな影響力を持っている。自分はダメだ、能力がないと思っていると、実はそんなことはないのに、だんだんそうなっていく。自分はダメだと思っている子どもが、大きな木に育ち、可能性を伸ばしていくことはあまりない。したがって、子ども時代に自分に対するいいイメージを持てるようにすることが親の役目だ。

10年以上前のことだが、オリンピックで金メダルを取ったある外国人レスリング選手のことをテレビで報道していた。彼は毎晩、寝る前に金メダルを取って表彰台に立つ自分の姿や、テレビカメラの前で金メダリストとしてインタビューを受ける姿を思い描き、インタビューへの答えを考えながら寝たという。寝る前に描いたイメージは睡眠中も続くという。それを毎日繰り返せば、あたかも金メダルを取るのが当たり前のように感じられる。

このイメージトレーニングを子どもたちにも応用してほしい。サッカーをやっている子なら、寝るときにレギュラーで活躍している姿や、シュートを放ってゴールする姿を想像するように子どもに教えるのだ。ピアノを習っている子なら、発表会でじょうずに弾けて拍手を受けている様子を思い描く。また、テストで100点を取ったところや、将来の夢であるアナウンサーや宇宙飛行士になった姿など、実現したいことをイメージして寝るようにする。

さらに、もう1つ試してほしいのは、寝る前にいままで一番楽しかったとき、うまくいったときのことを思い出していい気分で寝ることだ。運動会で1位になったことでも、何かで表彰されたことでもいいし、夏休みの旅行ですごく楽しかった思い出でもいい。自分が輝いている姿を思い浮かべて寝る。
こうした方法を子どもに教えてやり、実践するようになれば、子どもにとって生きる力となり、財産となる。
(中略)
イメージを思い浮かべるだけでなく、もう少し面白い方法もある。それは、「ヒーローインタビューごっこ」である。このゲームは親子でおしゃべりしながら、何気なくやるほうがいい。
例えば、今度学校で水泳大会があるとすれば、子どもと話しながらその話題になったとき、「それじゃ、水泳大会で1位になったつもりで、インタビューに答えてよ」と、お母さんやお父さんがインタビューアーになる。
「1位になった気持ちはどうですか?」
最初は恥ずかしがって、「エー」とか言っていても、立て続けに質問をすれば、だんだんその気になってくる。

「泳ぎ始める前はどんな気持ちでしたか?」「ドキドキしましたか?」
「泳いでいるときは何を考えましたか?」「今日のためにどんな練習をしたんですか?」
「練習で、一番つらかったことは?」「毎日、何時間ぐらい練習したんですか?」
「もうやめたいと思ったことはありますか?」「ライバルのことを考えましたか?」

こうやって、どんどん質問することで、子どものイメージ化を助け、あたかもチャンピオンになったような気分にさせる。その後で、「本当にチャンピオンになった様子を思い浮かべながら寝るといいよ」と寝かせるのだ。

もう1つの面白い方法は「なりきり作文」である。自分がチャンピオンになりきった気分になって作文を書くのだ。例えば、こんな具合。
「今日は、水泳大会でチャンピオンになれてうれしいです。泳いでいるときはみんなの応援の声が聞こえました。毎日、1時間以上練習して、がんばったかいがありました」
ヒーローインタビューごっこの後に作文を書くと、もっと効果的だ。日記で、なりきり作文を書く手もある。私も教師時代に授業で、なりきり作文をやったが、みな喜んで書いていた。気分がいいので、書きやすいのだ。

こうしたイメージトレーニングとともに、親の言葉遣いも大事だ。親がいつも否定的な表現が多いと、子どもはいい自己イメージを持つことができない。「なんで、ちゃんと勉強しないんだ」「なんで、さっさと宿題を終えないの」と否定的表現で叱るのではなく、もっと肯定的表現で話しかけてほしい。
「この頃、書き取りの字がうまくなったね」とか、全体的にうまくなくても「この字はいいね」とか、部分でいいからほめる。肯定的表現で子どもをやる気にさせることが大事だ。肯定的に言えない場合も、「~しなさい」「~しよう」と単純命令形で話すように心掛け、否定形は使わないようにしてほしい。
(後略)
・・・・・引用終わり・・・・・

 

 

 

孫悟空

母乳が赤ちゃんの腸内細菌の構成を整えている

腸内細菌叢の状態が、心身の調子に大きく影響を及ぼすことはよく知られています。その腸内細菌の構成は、赤ちゃんが摂取する母乳に含まれるアミノ酸代謝酵素遺伝子によって整えられていることが明らかになりました。
母乳に含まれているアミノ酸代謝酵素遺伝子は、赤ちゃんの消化管内でも機能を失わずにアミノ酸を分解して過酸化水素を産生し、その過酸化水素が特定の菌以外の細菌を除外することにより、その種に固有(有用な)腸内細菌叢を形成しているようです。

◇母乳が赤ちゃんの腸内細菌叢を制御する機構の解明―過酸化水素が乳酸菌を増やす!?― リンク
東京農工大学プレスリリース>より
////////↓↓転載開始↓↓////////

 生物進化の過程で、我々哺乳類は母乳で子を育てる戦略を選択してきました。一方で、哺乳類にとって腸内細菌叢は生体の恒常性維持に重要であり、腸内細菌叢の乱れがガンや生活習慣病認知症の発症リスクを高めることが分かってきました。腸内細菌叢は生まれて間もなく形成が開始され、離乳などのイベントを経て徐々に大人の菌叢へと近づいていきます。一般的に哺乳期間を含む腸内細菌叢の形成過程に獲得した腸内細菌は、多少のバランスの変化は起こり得るものの生涯不変といわれており、老化と共に乳酸菌やビフィズス菌といったいわゆる善玉菌が減少する以外、基本菌叢パターンを大きく変えることは難しいとされています。乳製品などを摂取して一時的に菌叢を変えることができても、摂取をやめると元に戻ってしまう理由がここにあります。すなわち、哺乳中に形成される腸内細菌叢を如何にして正常な菌叢に整えるかが重要となり、母乳中にその秘密が隠されていると考えています。

~中略~

 本研究では、マウスの母乳中に多く含まれるアミノ酸代謝酵素遺伝子(LAO1注1)を欠損させたマウス(LAO1欠損マウス)を用いて、母乳にLAO1が含まれるか否かで子の腸内細菌叢が変化するかを遺伝子レベルと培養レベルで調べました。その結果、野生型(注2)の母マウスから母乳を摂取している子マウスの腸内細菌叢は従来の報告通り、そのほとんどが乳酸菌で占められ菌の多様性(注3)は抑えられていました。しかし、LAO1欠損の母マウスの母乳を飲んでいる子マウスの腸内細菌叢には様々な菌が存在し、すでに大人の菌叢に近い状態でした。また、LAO1は乳子の消化管内でも機能を失わずアミノ酸を分解して過酸化水素を産生すること、過酸化水素は乳酸菌以外の細菌に対して抗菌性を示すことを確認しました。
 これらの結果から、野生型の母乳を飲むと菌の多様性が抑えられる仕組みとして、乳子の消化管内で産生される過酸化水素が外部から侵入してくる細菌群から選別し乳酸菌を優先的に届けていることが考えられました。人においても母乳を飲んでいる赤ちゃんの菌の多様性は抑えられており、母乳摂取を止めると多様性が増えていくことが知られています。しかし今回、人の母乳を用いた実験ではアミノ酸代謝による過酸化水素産生はマウスに比べてかなり低いことが示されました。この結果は、人の赤ちゃんの腸内細菌叢では乳酸菌がそれほど増えない理由の説明につながるかもしれません(人の赤ちゃんの優占菌はビフィズス菌とされています)。

~後略~
////////↑↑転載終了↑↑////////

 

 

 

稲依小石丸

家が「写真だらけ」の子が幸せに近づく理由!

最近2歳の娘が保育園に迎えに行く度に、毎日私に向かって言うんです。
保育園の廊下に貼ってある、写真を使った掲示物を指差して、「見て、みて!○○ちゃん!(自分の名前)」。

家でも、家族のアルバムを見るのが好きで、よく棚から出してきて一緒にみようと誘われます。

忙しなく流れていく日常の中で、こうして子どもが写真の中の「充足した時間」を思い出す機会を作ってくれるおかげで、私自身も幸せな気持ちになっています。

以下、『家が「写真だらけ」の子が幸せに近づく理由~子どもはもっと認めてもらいたがっている~』(リンク)より引用します。
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「子どもの自己肯定感を高めるにはどうしたらいいでしょうか?」

(中略)

どの家庭でもできて、効果抜群の方法を紹介したいと思います。それは写真の有効活用です。つまり、子どもが輝いている姿を写真に撮って、それをプリントアウトして目につく所に張っておくのです。

(中略)

■どんな瞬間を切り取るのが効果的?

では、具体的にはどのような写真が考えられるでしょうか。習い事やスポーツなら次のような写真です。ピアノの練習を頑張っている。けん玉の技の習得に熱中している。バレエの発表会で踊っている。サッカーの試合で、水泳大会で、優勝してトロフィーを持ってにっこり。習字ですばらしい作品が書けて、作品と一緒にパチリ。

お手伝いなら、玄関の掃除を頑張っている姿やお風呂洗いをしながらにっこりピースしている姿です。写真の近くに、「○○君のおかげで、毎日気持ちよくお風呂に入れるよ。ありがとう」「玄関がきれいだと気持ちがいいね」などのコメントをつけてあげると、さらに喜ぶと思います。写真を見るたびに、「自分はお手伝いを頑張っている」「みんなに役立つ仕事をするのは楽しい」という思いを強くすることでしょう。

勉強なら、問題集に真剣に取り組んでいるとか書き取りを頑張っているなどの姿です。勉強に集中している横顔のアップもいいですね。勉強に真剣に取り組む自分の知的な横顔を見ているうちに、「勉強している自分、かっこいいかも」「自分は集中して勉強できるんだ」と思えるようになるでしょう。

問題集を1冊やり遂げたときは、それを持ってガッツポーズしながら撮ります。あるいは、学年の変わり目には、問題集、通信教材、プリント類、書き取りノート、日記帳など、1年間で勉強したものを全部集めて一緒に撮ります。「自分はこんなに勉強した。けっこう頑張ってるな」という気持ちが育ってくると思います。

写真の活用は、勉強や習い事など以外の場面でも、大きな効果をもたらします。私がイチオシしたいのは、家族の仲をよくするため、愛情を感じてもらうための活用です。


■毎日見ることによる作用

たとえば、兄弟姉妹で仲よく写っている写真もオススメです。

お兄ちゃんと弟が肩を組んでにっこり。お姉ちゃんと妹が人形遊びに興じている。お兄ちゃんが妹をあやしている。こういう写真を毎日見ているうちに、「お兄ちゃん、優しいな」「妹はかわいいな」「わたしたち兄弟姉妹は仲がいいな」と思えるようになるでしょう。

ですから、家族の写真もたくさん張ってください。家族みんなで仲よく一緒に写っている写真。おばあちゃんの肩をもみながらにっこり。おじいちゃんのひざに抱かれてにっこり。みんなで食卓を囲む日常の何げないスナップ。旅行先での楽しい思い出の1コマ。入学式の立て看板の前でお父さん・お母さんと一緒にパチリ。

こういう写真を見ているうちに、「わたしは家族みんなに大切にされている。愛されている。わたしもみんなのことが大好きだよ」という気持ちが育ってきます。つまり、親や家族の愛情を実感できるようになるのです。

筆者の経験上、親や家族の愛情を実感できている子は、誰に対しても優しい気持ちで接することができるようになりますし、勉強でも運動でも頑張るエネルギーが湧いてきます。

写真を張る場所は玄関、リビング、ダイニング、トイレ、子ども部屋、廊下などです。プリントアウトするときはできるだけ大きい判型にしましょう。大きい写真のほうがインパクトも大きくなるので効果的です。そして、「これは!」と思うものは特大サイズにしましょう。

こうやっていくと、家の中が写真だらけになるかもしれませんね。何か特別な場面だけでなく、縄跳びを頑張っているとか、きょうだい同士で笑っているなど、日常的な写真も張るわけですから、たまに張り替えるにしても、それなりの数にはなるでしょう。

でも、家の壁が写真でいっぱいになっても、それはそれで割り切るというのもいいのではないでしょうか。最近はすっきりしたインテリアを好む親御さんも多いと聞きますので、そうした方には多少気になるかもしれませんが、それによって子どもによい変化があれば、親御さんにとっても大きな喜びとなるはずです。

みなさんのスマホフラッシュメモリの中に、すばらしい写真が眠ったままになっていませんか?これは本当にもったいないことです。ぜひ、子どもの自己肯定感を育てるために有効活用してください。

(後略)

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(引用終了)

 

 

 

 

中川翔子

「こんなふうに育ってね」を共有しなければ子どもはそう育たない

今日は最初にクイズです。


Q:下の各ケースで、子どもはどんなインセンティブを受け取り、どんな行動・習慣が「やりたいこと」となっていくでしょうか?

・1-A
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて新聞の上を走らせ始めた。なので一緒に遊んであげた。

・1-B
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて新聞の上を走らせ始めた。なので「邪魔しないでおくれ」と言った。

・1-C
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて新聞の上を走らせ始めた。なので黙って隣室に移った。

・2-A
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず「パパ、着させて~」と半泣きになったので、「自分で着なさい!」と突き放した。

・2-B
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず「パパ、着させて~」と半泣きになったので手伝った。

・2-C
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず「パパ、着させて~」と半泣きになったので手伝った。「今度は自分で着るんだよ」と励ました。

ビジネスの場面と同じで、まずは親が自分の価値観・ビジョンを持って自覚する必要があります。


・子どもにどう育って欲しいか
・子どもがどのような行動・習慣を身につけたらよいと思うか。

次のプロセスは、その価値観・ビジョンを親子間で共有すること。会社組織とは違って、家庭ではこの点で大きくつまずくことはあまりないかも知れません。「あえて口に出して言っていることは少ないかな」と思うようであれば、言葉にして伝えるよう気に留めるだけで充分でしょう。3~4歳を過ぎれば、ちゃんと理解してくれます。

「パパはね、ウソだけはついちゃいけないと思うんだ」
 「○○ちゃんが自分のことを自分でできるようになってほしいから、いろいろ教えたり手伝ったりするね」

そして最後が肝要なポイント、その価値観・ビジョンを具現化する仕組みです。子育てにおいては、
・子どもを見守りながら
・適切なインセンティブ
・正しいタイミングで提供する

ことがその「仕組み」となります。特に注意が必要なポイントが2つあります。

(イ)インセンティブに「何を」提供するか

私の経験では、子どもにとってのインセンティブ=「うれしい状態」は以下のようにランク付けできると考えています。

(a)自分が満足していて、親にも認められている状態
(b)親に認めてもらえていないけど、少なくとも構ってもらえている状態(c)親に構ってもらえていない状態

(ロ)正しいタイミングを逃さない

「言われたことをちゃんとできたら、褒める」との場合はあまり問題ないと思います。ただ、実際のところ親の価値観の中には「望ましいと思う状態では目に付きにくく、望ましくない状態になると気がつく」もの──具体的には「自分でやる」「××しない」など──が多く、注意が必要です。
この(イ)(ロ)の2点を見落とすと、
・望ましい状態→親は気づかず無反応→インセンティブ(c)
・望ましくない状態→親が気づいて反応→インセンティブ(b)

とのパターンを作ってしまうことが非常に多くなります。

下段での親の反応が「優しく指摘する」であれ「厳しく叱る」であれ、極論すると「叩く」であったとしても、(b)であることには変わりありません。親が(b)と(c)しか提供してあげられていないため、子どもは少しでもマシな(b)を受け取れる行動が「やりたいこと」になっていく、という悪循環が生み出されてしまうのです。

また、インセンティブ(a)を意識するあまり「すごいね」「えらいね」を連発してしまうことにも、別のリスクがあります(参考:第001号「『パパ、見て~』と言われたら?」)

うまく(a)を提供するコツは、子ども自身の「ひとりでできた!」という満足感、「ちゃんとわかるもん」という誇らしい気持ちに寄り添うスタンスです。その満足感や誇らしい気持ちを認めてあげるような声をかけてあげてください。
さてクイズですが、引っ掛け問題みたいな出題でごめんなさい。「解答」を載せる代わりに「私だったらこうする」の考えを。あくまで私個人の価値観・ビジョンに基づく「参考例」とご理解ください。

 
(1)新聞を読み始めたらすぐ、こっそり子どもの様子を見る。オモチャ箱でミニカーを漁っているうちに大きめの声で独り言を言う。「うん。新聞を読むのがはかどるなぁ。ああ助かる助かる」

もし新聞紙の上にミニカーが走り始めたら、再度独り言。「うむ。新聞が読みにくいなぁ。困った困った」

読み終わったら、子どもに声をかける。「パパが新聞を読みたいって分かってくれていたんだね。○○ちゃんが邪魔せず遊んでいてくれたから、いっぱい読めたよ! さて、何して遊ぼうか?」

(2)シャツがまだうまく着られないわが子。でも果敢にシャツを手にして頭に被る。「お。自分で着替えているんだね!」。

でも頭が通らない。「シャツに頭を通すのは難しいんだ。手伝って欲しいことがあったら言っても良いよ」

「パパ、着させて~」
 「おう、いいよ。ええと、シャツの背中の方を引っぱるとうまく頭が通るんだよな…」
 「シャツを着るのは難しいものさ。でも何度もやれば慣れて簡単にできるようになるんだよ。今日もけっこううまい具合にやっていたから、○○ちゃん、案外早く着られるようになるんじゃないかな」

 

 

 

直永亮明