「言語選択力」おはなしごっこの可能性

言語能力を伸ばすには・・・絵本の読み聞かせには子どもにとってもママにとってもよい効果がありますが、実際に頭を使って言葉を出し合う「おはなしごっこ」。ゲーム感覚で楽しみながら色んな言葉を使えるし親子間でのコミュニケーションも取れそう♪

リンクより引用します。

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頭の中に浮かんでは消える言葉を捕まえる。

そして、可視化する。

それが「思考」なんだとしたら、言葉は思考のセンスを磨くツールだと思う。

(中略)

○読み聞かせの効果 

子どもに限らず、人が、本から学べることは、無限大だと思います。

読み聞かせにも次のような効果があるっていわれてますよね。
言葉の表現を知ることで、語彙力が育つ
場面を想像することで、想像力が育つ
いろいろな世界に触れることで、知的好奇心が育つ
きれいな絵を見て、感性が豊かになる
親子のコミュニケーションが深まる

読み聞かせの効果は、科学的にも実証されているんですね。↓↓

読み聞かせ中の脳の働きを調べる実験が日本大学大学院総合科学研究科の泰羅雅登教授を中心とする研究チームによって行われ、この実験によって、初めて読み聞かせの効果が科学的に実証されました。

この実験の結果、読み聞かせ中に読み手である母親の脳では前頭前野が活発に働き、聞き手である子どもの脳では大脳辺縁系が活発に働いていることがわかりました。

前頭前野は、思考や創造力、コミュニケーション、感情のコントロールといった機能を司り、大脳辺縁系は喜怒哀楽を生み出し、その感情に基づいて基本的な行動を決めている部分です。

泰羅教授は大脳辺縁系を「心の脳」と呼び、「健やかに育っていくためには大脳辺縁系がよい働きかけを受け、情動が豊かになることが大切」と述べ、「子どもは読み聞かせを通じて、豊かな感情、情動がわき上がっているのだろう。脳は使うことで発達する。読み聞かせは、結果として子どもの豊かな感情を養い、『心の脳』が育つために役立っているのだろう」と分析しています。

一方、母親は一人で音読をしているときよりも子どもを相手に読んでいるときの方が前頭前野の活動がより活発で、特にコミュニケーションをとっているときによく活動する部分が働いていることが分かりました。

泰羅教授は、「子どもも大人も、ともに楽しめることが読み聞かせの良さ。親が子どもの表情を見ながら、そして気持ちを考えながら話す言葉には、大きな力があるのだと思う。読み聞かせは親子の絆をつくる良い機会となるでしょう」とアドバイスしています。
出典:リンク

○おはなしごっこ 

ちいさな頃から「ことば遊び」(しりとりとか、古今東西とか)が好きだったまりんさん。

わたしのほうから働きかける読み聞かせはしなかったけれど、よくしていたのは、おはなしごっこ。

連想ゲームのようなノリで、想像して、おはなしをつくって(創造)いくんです。

たとえば、わたしが、

あるところに、おじいさんと、おばあさんが住んでいました。と言うと、次にまりんさんが、

おじいさんは犬が大好きでした。と言う。そしたら、またわたしの順番で、

犬のなまえは、ポム。茶色の毛をしていて。ここで(話の途中でも)まりんさんにバトンタッチしたりもして、

ふわふわの、こーんなに大きな犬で、犬もおじいさんが大好き。

こんな調子で、おはなしがつづいていきます。

これだとね、(わたしが)運転中でもできるし、洗濯物を干しながらでも手はとまらないし、湯舟につかりながらもOK。

一日に何回となくしていた遊びで、年齢があがるにつれ、表現力や語彙力もふえて、ますますおもしろかったですー。

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秀凜

①5000人の天才児を45年間追跡してわかった、親が知るべき「8ヵ条」と「4つのポイント」

以下リンクより抜粋
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うちの子供は、どうすればもっと賢くなるのだろうか。子供の才能を見つけて、それを伸ばすには、何をすればいいのだろうか。そもそも英才教育って、熱心に取り組むべきことなのか──。

そんなことが気になる親にとって、傾聴に値する研究が続々と発表されている。

生まれか育ちか」論争の終わり

膨大な「天才研究」の成果をまとめて世界的ベストセラーとなった『天才を考察する』という本がある。

 著者のデイビッド・シェンクは、同書で「天才児を産むのは、遺伝子と環境の相互作用である」と主張。「生まれか育ちか」論争に意味はなく、親が適切な教育を施すことで子供の才能を伸ばすことができる、と説いたのだ。

 「誰にでも天才になるポテンシャルはある」と書くシェンクは、マイケル・ジョーダンからモーツァルトまで多彩な天才の「育ち方」を紹介することで、自らの主張を裏付けている。

さらに、米国には、群を抜いて優秀な子供たち5000人の人生を45年にわたって追跡してきた「SMPY」(「早熟な数学的才能を示す児童の研究」の略語)という研究がある。この研究も、「『賢い子』を『育てる』ことができる」という議論の助けになるという。

ヴァンダービルト大学の研究者カミラ・ベンボウは、1971年に始まったSMPYに1976年からかかわってきた。彼女は現在、心理学者の夫デヴィッド・ルビンスキと共同でSMPYの運営を指揮している。

どうすれば優秀な子供を見つけだし、その優秀な子供の才能を開花させることができるのだろうか。ベンボウは長年、それをテーマに研究を続けてきた。

 米国では、知的能力が突出して高い児童を「ギフテッド(天才児)」と呼ぶ。そんな天才児たち数千人を追跡調査した結果、次のことがわかったという。

ベンボウは、「全米ギフテッド教育協会」のインタビュー(下動画)で、こう述べている。

 「知的に優秀な子供に対し、その才能が伸びるように教育的な介入をすると、介入しなかった場合とくらべて、大人になってからの職業上の業績、幸福度、クリエイティビティ、収入など、数多くの点でプラスの効果が出ることを検証できました」

数千人を45年も追跡し、教育の効果を検証する研究はあまりない。そんな研究で英才教育の効果が示されたというのだから、これは注目すべき価値があるといえそうだ。

だが、ベンボウはこう釘をさす。

 「自分の子供を天才に育てようとするのは、どんな親にもオススメできません。そんなことをすると、子供の社会性や心などに、いろんな問題が出てくることがあります」

「失敗しないように」ではなく「失敗から学べるように」する

 では、「賢い子」を育てる親は、どんなことを心がけるべきなのだろうか。

 英国の科学誌「ネイチャー」に掲載された「天才児の育て方」という記事(日本語版はこちら)で、ベンボウは、親の心がけとして以下の8ヵ条を推奨している。

【1】子供に多種多様な経験をさせる。

【2】子供が強い興味や才能を示したとき、それを伸ばすチャンスを与える。

【3】知的な欲求と心の欲求の両方をサポートする。

【4】子供をほめるときは、能力ではなく努力をほめる。つねに自分を高める努力をするような心構えを子供に身につけさせる。

【5】子供が知的リスクをおかすことを奨励する。子供が失敗することに否定的にならず、失敗から学べるようにする。

【6】レッテル貼りに気をつける。子供に「天才児」のレッテルを貼ると、それが子供の心の負担になりかねない。

【7】教師と協力して、子供の欲求を満たせるようにする。頭のいい生徒は、「レベルの高い課題」「特別な学習支援」「自分のペースで学習する自由」を必要としている。

【8】子供に知能テストを受けさせる。テストの成績が良ければ、子供にレベルの高い勉強をさせたいと申し出るときの根拠となる。また、テストを受けることで、失読症ADHD、社会性や心の問題が明らかになることもある。

【続く】

 

 

 

 

匿名希望

②5000人の天才児を45年間追跡してわかった、親が知るべき「8ヵ条」と「4つのポイント」

【続き】

それにしても、天才児たちを長期間、追跡している研究から、どんなことを学べるのだろうか。前述の「ネイチャー」の記事から4つのポイントを拾ってみた。

「賢い子」は、どんどん飛び級させろ!?

[1]天才児は大人になってから、社会に大きな影響を与えることが多い

 もちろん、高い知的能力を示した子供が全員、大人になって成功するわけではない。

 大人になってから高い業績をあげるには、知性だけでは不充分であり、本人のやる気、人格、努力、好奇心、ストレス対処能力といった個人的特性のほか、家庭、学校、仲間などの環境要因も関係する可能性があるという。

だが、「子供のころに非凡な才能を示した人は、そうでない人にくらべて、社会に大きな影響をおよぼす」のは事実だという。

 米国のデューク大学「英才児識別プログラム」の心理学者ジョナサン・ワイは、こう述べている。

 「好むと好まざるとにかかわらず、私たちの社会を実際に動かしているのは、こうした人たちなのです。

テストで上位1%に入った子供たちは、やがて著名な研究者や学者、全米上位500社のCEO、連邦裁判所判事、上院議員、ビリオネアになる傾向がありました」

フィールズ賞を受賞した数学者テレンス・タオ、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ、グーグルの共同創設者サーゲイ・ブリン、ミュージシャンのステファニー・ジャーマノッタ(レディー・ガガ)は全員、ジョンズ・ホプキンス大学の「英才児センター」に通った経験をもっている。

[2]天才児というエリート集団のなかでも、さらに突出した知的能力を持つ超エリートがいる

米国の作家マルコム・グラッドウェルは、ベストセラーになった著書『天才! 成功する人々の法則』で、「1万時間の法則」なるものを世に広めた。

その説によれば、ある程度IQが高い(たとえばIQ125以上)人の場合、その人が専門分野で一流になれるかどうかは、「頭の良さ」より、「技能を身につけるために費やした時間」で決まるというものだ。単純化して言うと、「どんな才能や技量も、1万時間を費やせば獲得できる」というわけだ。

だが、SMPYやデューク大学「英才児識別プログラム」の研究によると、知的能力が高い人の集団の中にも差があることがわかった。

ネイチャーの記事には、こう書かれている。

 「子供時代の知的能力が上位1%以内だった人と上位0.01%以内だった人が大人になってからの業績を比較したところ、博士号を取得した人の割合は、上位1%以内の集団が一般集団の約25倍の高さだったのに対して、上位0.01%以内の超エリート集団では約50倍だった」

[3]学習ペースが速い子供は、飛び級させたほうが能力を伸ばせる

子供に飛び級させることを嫌がる親は少なくない。理由は、さまざまだ。

 飛び級をさせると、子供の友人関係を損ねてしまうのではないか。子供から子供時代を奪うようなことはしたくない。飛び級させることで、知識にムラが出てしまうことが心配だ。そんなことを気にする親が多い。

だが、SMPYのデータを見るかぎり、「学習ペースが速い子供は、飛び級させたほうが能力を伸ばせる」ことが示されたという。

ネイチャーの記事は、このようにデータを紹介している。

 「子供時代に飛び級をした人は、同じくらい賢かったが飛び級をしなかった人とくらべて、博士号や特許を取得する割合が60%も高く、特にSTEM(科学・技術・工学・数学)分野の博士号を取得する割合は2倍以上だった」

カーネギーメロン大学の教授として人工知能研究のパイオニアとなったジョゼフ・ベイツ(60)は、子供のころから、数学力が突出していた。

12歳でジョンズ・ホプキンス大学のコンピュータ科学の授業に出席するようになったが、それでも飽き足らず、大学院生を相手にFORTRANでのプログラミングを教えたという逸話が残っている。コンピュータ科学の学士号と修士号を取得した後、17歳でコーネル大学の博士課程に入った。

そんなベイツは、自身の飛び級の経験を、こう振り返る。

 「私はシャイな性格だったので、米国のハイスクール特有の人間関係のプレッシャーには馴染めなかったと思います。しかし、大学には、自然科学オタクや数学オタクが多かったので、だいぶ年下だったにもかかわらず、すぐに溶け込めました。

 人間関係の面でも、知的な面でも、自分のペースで成長できました。速いペースで学習できたので、勉強にも興味を持ち続けることができました」

 飛び級ではなく、子供に通常よりレベルが上の授業を受けられるようにするだけでも、プラスの効果が見られたという。

【後略】

 

 

 

匿名希望

"スマホが学力を破壊する"これだけの根拠

リンク

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3時間触ると2時間の勉強がムダに

スマホを使えば使うほど学力が破壊されてしまう――。東北大学川島隆太教授は、仙台市の中学生の生活・学習状況調査から、そうした警告を発している。川島教授によれば、家で2時間以上勉強しても、携帯やスマホを3時間以上触っていると、その学習効果がムダになってしまうほどだという。子供たちの「脳」に、なにが起きているのか――。


スマホを使うと2時間の学習効果が消える!?
スマホが子どもたちの学力を破壊している。それも、想像されているよりも遥かに悪い影響が学習に及ぼされている。この衝撃の事実に最初に気付いたのは、平成25年度に標準学力検査と生活・学習状況調査の結果を目にした瞬間でした。

グラフ1-1をご覧ください。平成25年度仙台市標準学力検査、仙台市生活・学習状況調査の結果です。仙台市立中学校に通う全生徒2万2390名のデータを解析したものです。

縦軸は数学のテストの平均点です。横軸では、生徒たちが平日に携帯電話やスマートフォンをどのくらい使っているのかをアンケート調査し、全く使用しない群から、4時間以上使う群まで、6群に分けてそれぞれで平均点を計算しました。

アンケート調査での実際の質問のしかたは、「ふだん(月曜から金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、携帯電話(スマートフォンもふくむ)でメールやネットゲームをしたり、インターネットを見たりしていますか」というものになります。

さらに、私たちは、生徒たちを平日の自宅での勉強時間の長さごとに、毎日2時間以上勉強する群、30分から2時間勉強する群、ほとんど勉強しない30分未満の群の3群に分けて解析をしました。

解説をご覧いただく前に、ぜひとも、ご自身でこのグラフから何が読み取れるのかをお考えいただければと思います。

グラフ1-1についての私の解釈を述べましょう。最初にわかることは、自宅学習時間が長いほど成績が良いという当たり前の事実。2時間以上家庭で勉強をする生徒の成績は、他の2群と比べて、明らかに優れています。

次いでわかるのは、自宅で勉強をしようが、するまいが、携帯・スマホを使う時間が長い生徒たちの成績が悪いという事実。グラフでも右にいくほど、すなわち使用時間が長いほど、成績が低くなっています。

さらに細かく読み取っていくと、たとえ家で2時間以上勉強したとしても、携帯・スマホを3時間以上使ってしまうと、ほとんど家で勉強をしないけれども携帯・スマホを使わない生徒たちの方が、成績が良くなってしまうという事実。2時間以上も勉強をしたのに、その努力が全部無駄になってしまっているかのようです。

携帯・スマホの使用時間が長い子どもの学力が低いと聞くと、教育関係者を含む多くの人は、それは自宅で勉強しないで携帯・スマホを操作しているのだから低くて当たり前だと考えます。しかし、グラフから読み取れるように、自宅で勉強をしている生徒も、していない生徒も、等しく成績が低下しています。すなわち、家庭学習時間の減少が学力低下の直接の原因である可能性は低いと考えることができるのです。

私が特に深刻にとらえたのは、家でほとんど勉強をしない生徒たちのデータです。家で勉強をしない生徒たちは、当たり前のことですが、学校でしか勉強していませんから、学校の授業を受けた時に作られた知識・記憶によって、テストの成績が決まります。

学校の授業を受けただけの状態で数学の試験を受けると、平成25年度の試験では平均で約62点の点数がとれています。それが、携帯・スマホを1時間以上使うと、使った時間の長さに応じて成績が低下してしまうのです。4時間以上使うと15点も低くなっています。

2時間も自宅で勉強して、知識や記憶が増えたはずなのに、4時間以上携帯・スマホを使うと、自宅学習の分はおろか、学校で学んだことまで相殺されてしまっているのだとしたら、これは由々しき事態ではないでしょうか。

この結果から想定される最悪の仮説は、携帯・スマホを長時間使うことで、学校での学習に悪影響を与える何かが生徒の「脳」に生じたのではないかというものです。可能性(1)は、学校の授業で脳の中に入ったはずの学習の記憶が消えてしまった。可能性(2)は、脳の学習機能に何らかの異常をきたして学校での学習がうまく成立しなかった。どちらが正しいかはわかりませんが、ただ事ではないことは間違いありません。

数学以外の教科では?
携帯・スマホを使うことで点数が下がってしまうのは、数学だけなのでしょうか? 他の科目のデータも見てみましょう。グラフ1-2は国語、1-3は理科、1-4は社会の成績です。理科と社会では、数学と同様に携帯・スマホの使用時間が長いほど成績が低くなる傾向が顕著でした。国語は、テストの性格の違いもあってか、成績の低下率が弱いように見えます。

総括すると、教科を問わず、携帯・スマホの使用時間が長い群は学力が低く、それは自宅学習時間の短縮とは関係がなさそうであることがわかります。

グラフ1-1から1-4でみえてきたことを、以下にまとめます。

・長時間携帯やスマホを使用する生徒の学力は低い。
・携帯やスマホの使用による家庭学習時間の減少が、直接学力低下の原因となっている可能性は低い。
・自宅学習をほぼ行っておらず、かつ携帯・スマホ使用時間の長い生徒たちの成績が低くなっていることから推測すると、学校での学習に悪影響を与える何かが生徒の脳に生じた可能性がある。

以上

 

 

 

 

匿名希望

公立中学は「運転免許試験場」以上に多種多様な人と日常的に接する場②

リンクの続きです。

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 32歳の時、中学の同級生が地元のスナックで同窓会をするというので行ってきました。多くがすでに子持ちで、小学校の運動会の写真を見せてくれたりしました。欲しいものはミニバンと作業用の新しい安全靴だと滔々と語る同級生もいました。

 この日は本当に様々な職業の人々が来ていましたが、20歳を過ぎると通常は同じような境遇の人しか合わなくなるものです。現在私が属するITやマスコミの業界については、多くが「大卒」「東京都心の生活に慣れている」「私服で仕事をする」「ちゃらい」「稼ぎはそこそこ」「新しもの好き」となります。だから、打ち合わせをしても案外似たような企画が出てきて、結果的に繰り出す企画もどこか似たような発想のものになりがち。
 こうした企画を発信する主体が、我々のような人なだけに、もしかしたらとんでもなく全体から考えれば的外れなものになっているかもしれない。「世の中には多種多様な人がいる」という当たり前のことを普段の仕事をしていると忘れがちです。

 しかし、公立中学で3年間を過ごすとそういった感覚は体に染みついているところがあります。たとえば私は大学卒業後、広告代理店に入りました。世間からいえば「エリート様」的な面もある会社です。これまた「一流企業」たる自動車やパソコンの展示会といったイベントのブース運営をするのですが、来場者に無料のスナック菓子やらレトルトソースを配ります。

 アンケートを書いてくれる対価としてのものなのですが、これらを配ることをアナウンスするとすぐに数百人の列ができる。行列に並ぶ人にアンケートを渡し、それからしばらく待ってもらうわけですが、たかだか100円の菓子のために20分並び、アンケートに記入する。

 これを見て「なんでこんなもののために並ぶんだろうね……」と若干見下すようなスタッフもいましたが、私は「これが人間なんだ」ということを分かっていました。彼は世の中の上澄みのようなところしか見ていない人生を送り続けてきたのでしょう。だからこの行列が信じられなかったのです。同様に、現在、私は記事を編集する仕事をしていますが、「東京のIT好きなホワイトカラー」の視点だけではいけないと自らを戒めて記事を送り出しています。

 もしかしたらお子さんが中学受験に失敗し、地元の公立中学に行くことになるかもしれません。でも、公立中学に行くと様々な家庭環境を見ることができますし、それこそ「運転免許試験場」以上に多種多様な人と日常的に接することになります。そうすることによって「人間」を理解できるようになるのは、人生にとって必ずプラスになります。長い目で見れば公立中学は悪い選択ではないと今になってしみじみと感じます。

 

 

 

坂本伸一

天才はこうして育つ? 子どもの才能を伸ばすための親の接し方

リンク

「子どもを『天才』に育てる方法がある」

 そう述べるのは、『ありがとうの神様』(小林正観著、ダイヤモンド社刊)の著者である小林正観氏だ。

 この『ありがとうの神様』は、「ありがとう」を言い続けた小林氏が、その40年にわたる研究の末に行きついた、人生の本質を紹介した一冊。2011年、62歳で死去したが、今なお影響を与え続けている小林氏。そのメッセージが詰まっている。

■子どもを受け入れて肯定しよう

 ここでは小林氏が語る「子育ての本質」についてピックアップしよう。

 親なのだから子どもをしつけなくてはいけない。そう気負い過ぎてしまう母親も多いだろう。しかし、子育ての本質は「子どもの芽を摘まないこと」にあると小林氏は語る。

 心理学では、「初期印象効果(インプリンティング)」と呼ばれる「刷り込み効果」が認められている。

 これは、動物でいえば、生まれた瞬間に目の前に動くものがあるとそれを「親」だと思ってしまうという習性につながる。人間の子どもにとってみれば、母親は「人生の初期に一番多く接する人」だ。

 そして何よりその母親の存在こそが、子どもの才能を伸ばしていくことに大きな影響を及ぼす。

 そこで必要なのは「肯定」だ。小林氏いわく、母親からいつも肯定されている子どもは自分の関心事を否定されないため、自分の才能をスムーズに開花することができるという。「あなたはそのままでいい」と子どもを受け入れていくと、子どもは個性的にのびのび育つという。

■天才と呼ばれた人たちの共通点とは?

 小林氏は、天才と呼ばれた人たちにある共通点を見出す。それは、母親が子どもを丸ごと全部受け入れ、肯定していたということだ。

 大人から見ると、理解不能な子どもの行動――例えば、アリの行列をじっと見つめるということも、肯定的にとらえ、夢中になっているときに「すごいね」と言って笑顔で接してあげる。それが子育ての秘訣なのだという。

 本書では、「自分の感情をコントロールできない大人を子どもは大人とは認めない」や「自分の子どもと他人の子どもを比べることに意味はない」など、子どもが輝く子育てを紹介。子育て中のお母さん、お父さんたちは参考になることも多いはずだ。

 

 

 

濱田健

書籍紹介『サイバー・エフェクト 子どもがネットに壊される』

「壊される」という表現は、けっして過激ではなく、現実を的確に表している。

書評サイトHONZ掲載の訳者あとがき(リンク)より一部抜粋します。
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著者は「サイバー心理学者」という肩書を持つ、アイルランド出身のメアリー・エイケン博士。彼女はこの新たに出現した研究領域をけん引する存在であり、本書にも最新の研究成果に加え、自らの研究や体験に基づく解説がふんだんに盛り込まれている。

(略)

とはいえ「壊される」という表現には、いささか過激ではないかと感じられる読者もおられるかもしれない。しかし、本書で取り上げられている事件や出来事からは、まさにそのようなリスクを、インターネットおよびインターネットを利用する環境が、子どもたちに突きつけていることを理解できるだろう。

そのリスクは、子どもがまだ赤ちゃんのときから始まっている。親がネットやスマホに気を取られたり、自身が親からそれをあてがわれたりするなどして、自分の意志とは無関係に「サイバー効果」の標的となるのだ。

エイケン博士はダブリンからゴールウェイに向かう列車の中で見かけた、スマホに気を取られて赤ちゃんのほうを見ようとしない女性、という印象的な光景からスタートし、この問題を解説していく。そして赤ちゃんとアイコンタクトを取ることの重要性や、デジタル端末だけに育児を任せることの危険性、身体を動かし、現実世界の中で体験を積み重ねることの大切さを説く。

日本でもいま、スマートフォンを子育てに使うことに問題はないのかという、「スマホ育児」をめぐる議論が活発になっている。ずっと面倒を見ていなければならない乳幼児の期間、一瞬でも彼らの注意を引き付け、一定の場所につなぎ止めておいてくれるデジタル端末は、親にとって便利な存在だ。私も10年ほど前に育児を経験した身であり、親世代が感じるありがたみは痛いほど理解できる。私の場合は、まだスマホタブレットが普及する前だったため、こうしたデジタル端末を使うことはなかった。しかし、子ども向けのテレビ番組やビデオなど、たった30分程度、しかもテレビの前という特定の場所であっても、子どもが「おとなしく」見ていてくれるコンテンツに大いに助けられたことを覚えている。

日本ではどの程度、子どもたちがデジタル端末に触れるようになっているのか。2017年、ベネッセ教育総合研究所が「第2回乳幼児の親子のメディア活用調査」を発表している。これは17年3月に、東京・神奈川・千葉・埼玉に住む0歳6カ月~6歳までの乳幼児を持つ母親を対象に行われたものだ。それによれば、スマホを持つ母親の割合は、既に9割以上に達している。そしてスマホに「ほとんど毎日」接する乳幼児の割合は、21.2%であり、前回調査(13年)時の11.6%から、ほぼ倍増の結果となっている。とはいえ、その使用時間について尋ねると、約7割が15分未満と回答しており、まだ「節度ある」利用が行われているようだ。

ただ、何時間までであれば、こうした「子どもたちをおとなしくさせておくための道具(本文中の言葉を使えば『シャラップ・トイ』)」を使うのが「節度ある」と言えるのか、現実世界における長期的な研究が存在しない以上、また人道的な観点からそのような研究(被験者の一方をスマホづけにし、もう一方を完全にデジタル端末から隔離するなど)を行うのが難しい以上、決定的な答えが出るのを期待することは難しい。それはネット依存や過激なコンテンツなど、子どもをめぐる他のサイバー効果についても同様だ。

だからといって、研究者は警鐘を鳴らすのをためらってはならないと、エイケン博士は訴える。技術の進歩はさらにスピードを増しており、研究はますます後れを取るようになっている。しかし現実にネットやデジタル端末から影響を受ける子どもたちがいて、リスクが存在する以上、すべての証拠がそろうまで待っていることはできない。エイケン博士はそう主張し、自らサイバー効果の危険性についてまとめたのである。

そうした態度が科学者として正しいのか、という議論もあるだろう。本文中にもあるとおり、エイケン博士自身、知り合いの研究者からさまざまな批判を浴びたそうだ。しかし本書で紹介されるリスクは、多くの研究による裏付けがあるものばかりで、けっして根拠のないアジテーションではない。つまり、現時点ではっきりしていることをベースに、科学者が普段はしたがらない「人々に警戒を呼びかける」領域にまで踏み込んだのが本書であり、それが本書の最大の魅力となっている。

また彼女は、テクノロジーがもたらす恩恵を全否定しているわけではなく、それが育児や子どもの発育にプラスになる可能性についても認めている。そのうえでテクノロジーの危険性に目を向けることを呼びかける本書は、プラス面ばかりを取り上げがちなインターネット関連の書籍の中で、別の視点を提供して一定のバランスを保つものになるだろう。

ここでエイケン博士の活動について、あらためて紹介しておこう。彼女が専攻したのは司法心理学だが、現在はその肩書に示されているように、「サイバー心理学」を研究テーマとしている。エイケン博士はサイバー心理学を「新しい技術が人間の行動に及ぼす影響の研究」と定義し、携帯電話からサイボーグまで、ありとあらゆるものが研究対象になるとしているが、主に彼女が注目しているのが、本書のテーマでもあるインターネットと人間の関係だ。その研究成果は高く評価され、世界各地の法執行機関への協力に役立てられている。LAPD(ロス市警)に同行して、犯人逮捕の瞬間に立ち会った経験まであるほどだ。そうした実務サイドからの信頼を寄せられていることも、彼女の業績の確かさを裏付けるものだろう。

(略)

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鳴海伝治