大人はみんな「自立」の意味を勘違いしている。本当の自立とは?②

大人はみんな「自立」の意味を勘違いしている。本当の自立とは?①のつづきより

●子どもがやりたがることをやらせて、応援しよう
では、どうしたらこのような自己実現力がついて本当の自立ができるようになるのでしょうか?

そのためには、子どもがやりたがることをやらせてあげるのが一番です。

そして、さらに深められるように応援してあげてください。

ある男の子はブロック遊びが好きで、お母さんがそれを応援してくれました。
お母さんは、まずブロックを買い足して数を増やしました。
それから、作品ができたら子どもの説明をしっかり聞くようにして、がんばりや工夫をほめました。

作品を玄関に飾ってみたら、子どもが大喜びしました。
それを見てお客さんがほめてくれました。
作品をバラバラにする前に、写真を撮ってプリントアウトしました。
それをおじいちゃんやおばあちゃんに送って、ほめてもらいました。
ときには、ネットでブロックの作品例を探して見せてあげました。
これもけっこう刺激になったそうです。

●できないことはやってあげよう
これは一つの例ですが、このように親が応援してくれると、子どもは好きなことをどんどん深めていくことができます。

すると、「自分はこれが得意だ」と思えるので、自信がついて自己肯定感が高まります。

そうなると、他のことでもできると思えるようになります。

同時に、自分がやりたいことを自分で見つけてどんどんやっていく自己実現の喜びを味わうことができます。

こういう経験をたくさんさせてあげることで、自己実現力がつき、自立できるようになります。

ですから、生活習慣的な面で苦手なことは、できるように工夫してあげて、それでも無理ならやってあげてもいいですから、いつまでもそんなところをつつかないでください。

その分もっと伸ばせるところを先にどんどん伸ばしてあげましょう。

そうすれば、よい循環が始まります。

子育てや教育のコツは、「難しいことは後回しにする。先に上げられるところから上げていく」ことです。

このようなわけで、「できないことをやってあげると自立ができない」などという迷信・ウソ、作り話で苦しむ必要など全くないのです。

できないことはやってあげてください。
しかも明るく楽しく。

叱り続けて親子ともども弊害の泥沼に沈む、などといった最悪のパターンだけは絶対に避けてください。

 

 

 

鎌田華菜