子どもたちが望む親と子の関わり方とは?

子供たちと話していて、親とかみ合わず、対立してきていてどうしようかと悩んでいるという話をよく聞くようになりました。ただそこには父親にある「子育ての捉え方」を変えていく必要があるのだと思います。以下、事例です。

ある生徒は一人っ子で両親は普段共働き。面談の場に来た父が
「お父さん、こうやったらええと思うねん」
「ここの学校見に行ってみたら?」
「お父さん、送り迎えしてあげるから」
などといろんな提案をしてくるのですが、それを言うたびにどんどん該当生徒の表情が暗くなっていく。

父親と離れてからもう一度この生徒と話すと、
「何でもやってあげるという感じで接してくるのって何か違うと思う」とバッサリ。子供からしてみればややうっとうしい存在、というのが正直なところのようです。

別の同じように一人っ子で両親共働きの生徒。
父の仕事がこの不景気+異常気象+競合他社との競争でうまくいかず、そこを心配した母がどんどん進路に対して口を出すようになってきた。でもその母の発想と父の思いがかみ合わず、板ばさみ状態に。それまでこの母親は本人に任せて応援するスタンスだったのだが、仕事が上手くいかなくなってから、進路の話や成績の話を口に出すようになってきた、といいます。


上記2つの事例からいえることは、ともに子供と親との関わり方が、「管理」の関わり方になっているということです。ただ、そういう管理圧力の下では子供はどんどん元気をなくしているというのが実態です。

加えて、この事象はともに一人っ子の生徒で起こったことです。一人っ子であるがゆえに、親の管理意識が100%全てこの生徒1人に集中するのでその負担も大きくなる。かつ家庭という閉ざされた空間の中ではその声をあげるのは難しい。

しかし、本当に子どもたちが望んでいるのはそういう「管理」のかかわり方ではありません。父親に対してはやはり社会、とりわけ職場での人間関係の話やそういった空間での厳しさ、生々しい現実社会の話です。母親に対しては女性だからこそ持っている仲間関係の作り方とか、「女の磨き方」といった話です。

少子化が進み、子供の人数が減ってきている現代社会だからこそ、子供達とのかかわり方を改める必要は高まっているように感じます。

 

 

 

匿名希望