子供はいつから「難しい」と思うようになるのか?

子供たちが使用する教材作成の仕事をしていると、教材を使用した講師から「難しかったです」「あれは難易度が高いですね」という声も少なくありません。
その時にふと思ったことは「難しい」っていうのはいつからうまれてくるのだろうなということです。

自分の息子(もうすぐ2歳)を見ていると、生まれたときは何もできない赤ちゃんだったのが、誰に何を言われるわけでもなく様々な難題に果敢に挑戦し、生きる術を身につけていくのを間のあたりにしてきました。
「えっ、それするの?」「まだ早くない?」とこちらがヒヤヒヤすることもたくさんあります。
言葉だって子供が一番必要だと思ったら、どんな国の言葉だって習得するだろうし、漢字を先に与えたらひらがなより漢字の方を先に習得すると思います。
それぐらい赤ちゃんから3歳、4歳ぐらいまでって「難しい」とか「難しくない」とか関係なく、どんどん色々なことを身につけていきます。

なのにある程度の年齢になると「これは難しい」という認識が出てくるのが不思議でした。いつから「難しい」と思うようになるのだろう、どんな時に子供は「難しい」と感じるのだろう。
まずは「難しい」と認識させてしまっているのは「親」その次に「学校」があります。

【今すぐやめたい口癖は『難しい』:子育てから学んだコト】(リンク)より引用↓
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そんな子育ての中で気になった子供の口癖。それはすぐに「難しい」と言うこと。振り返ればこの口癖は僕から子供に移ったものだ。
これ難しい。出来ない」
と、全くやったことが無いことでもすぐ言うことだった。(むしろやったことないことに対してそう言う)
たとえば補助輪付きの自転車に乗ろうって時でも「難しい、無理」という。
出来るやろ!!!っとやきもきしてる時にハッとした。
僕がすぐに「これは難しいなぁ」「難しいそう」と、自分自身の行動の前に言っていたから。
子供の行動までブロックしてた…
さらには
「これは難しいからまだ出来ないよ」
と、子供が何かしようとしたときに勝手にブロックしてた。そりゃ子供もすぐに「難しい」って言いますよねぇ…。反省。
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【「難しい」と答えると子供は自立できない。「簡単」と答えると、子供は自立する。】(リンク)より引用↓
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子供が何か新しいことを始めたいときには、親に相談します。「宇宙飛行士になるって難しいの?」と聞いてきたときには、親は「簡単だよ」と答えてしまいましょう。宇宙飛行士になるのは、本当は難しいです。しかし、難しくても「簡単」と答えていいのです。
もし「難しいぞ。大変だぞ」なんて答えてしまった日には、子供は尻込みしてしまいます。
尻込みして行動しなくなります。
とにかく行動させるように育てるのが、親の仕事です。
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やっぱり最初は親が「難しい」という認識を与えてしまているのですね。
そして学校の学年別に習得する単元が決まっていること。これもまた大きな弊害になっていると思います。
小学生になると、今度は「習っている」「習っていない」や「答えが自分で出せる」「答が自分で出せない」が「難しい」「難しくない」の判断基準になってしまいます。


頭で色々考える前に挑戦していくことの楽しさや大切さをどんどん奪われてしまう子供たち。
そして子供たちが言う「難しい」にも色々な種類があるのだと感じています。上記にあげた例や「やりたくない」「必要ない」が「難しい」という言葉になっているパターンもあります。

子供たちの未来や可能性を奪い続けないよう何気ない一言にも気をつけたいですね。

 

 

 

上地菜津美