子ども時代に虐待や育児放棄を受けた人の成人後の自殺リスクが「最大で5倍」

英国マンチェスター大学などによる研究で、その内容は、「子どもの頃に虐待を受けていた人たちは、大人になってからの自殺企図のリスクが非常に高くなる」ということがはっきりとわかった。最近した明らかになった「虐待を受けた子どもの細胞は、DNAレベルで変化する」という事と合わせて考えると、共認動物としての人類にとっての幼児期の育児=育児空間=共認空間=親子対人関係が如何にその人生において決定的且つ致命的な要因である事が分かる。

つまりは育てる側の意識が意識的であれ、無意識であれダイレクトに幼児に反映される。それは本来の本源思考思考回路に反し、出産後に人為的に思考回路の再プログラミングがなされるということだ。犯罪にしろ自殺にしろ、本源思考に反するその個人の思考回路を歪に洗脳する親や家庭といった共認空間が10年・20年・30年後に結果として発露するという構造ならば、社会的な負の要因を生み出したとして、これまで聖域であった「家庭」や「家族」が、いづれ法的に断罪される時代がくるのかもしれない。

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◆『児童虐待は後の人生の自殺リスクと関連する』
児童虐待と大人になってからの自殺企図との関連について過去最大となる研究が行われ、その研究報告がなされた。調査は、英国のマンチェスター大学とサウスウェールズ大学の心理学者たちによって行われた。

この報告によると、身体的虐待(暴力)、性的虐待、そして、精神的な虐待や育児放棄(ネグレクト)を経験した子どもたちは、その後の人生で自殺を試みる可能性が少なくとも 2倍から 3倍高くなっていたことがわかった。心理学者たちによる過去の 68の研究論文の分析は、子どもの頃の虐待と、その後の自殺企図の関係が以下の通りであることを明らかにした。

・子どもの時に性的虐待を経験した人は自殺企図のリスクが 3倍に
・子どもの時に身体的虐待を経験したことのある人は 2.5倍に
・精神的虐待または育児放棄を経験した人々は 2.5倍に

また、医学専門誌「サイコロジカルメディスン(Psychological Medicine / 心理医学)」で発表された研究では、複数の虐待を経験した子どもたちは、自殺を試みる率が通常よりも 5倍も高いことがわかった。そして、子どもの頃に虐待を受けた人々は、年をとるにつれて、自殺企図の危険性が高まっていることも判明した。その場合、メンタルヘルスの臨床医とコンタクトをとっていない人々が最もリスク度が高いと判断された。

研究者のひとりであるマンチェスター大学のマリア・パナギオティ博士(Dr Maria Panagioti)は、以下のように述べる。「この研究は、子どもの頃に虐待や育児放棄を受けた人々は、成人になってから自殺企図のリスクに苛まれる可能性が高まるということについての確固たる証拠を示しています」精査された 68件の世界中の研究論文では、18歳以上の成人約 26万2000人が、子ども時代の虐待や育児放棄にさらされていた。

このパナギオッティ博士は、以下のように述べている。「ほぼ 3人に 1人の成人が子ども時代に虐待を受けていました」さらに、博士はこのように続けた。「そして、これは医療にも重要な意味を持つことでもあります。たとえば、アメリカでは、児童虐待に関わる経済的負担が約 1,240億ドル(13兆円)と推定されることが他の研究で示されているのです」

自殺行動を持つ人々のための現在の治療法は、通常は、認知行動療法を中心としている。しかし、これは、その人々が自ら助けを求めることを前提としている。つまり、自殺行動を持つ人々で医師の管理下にない人々は、非常に大きなリスクにさらされていることが明らかとなっている。研究者たちは、子どもの頃の虐待や育児放棄と成長して大人になった後の自殺行動との関連を明らかにしたが、この研究が、そのような人たちを助けるためのアプローチを考えていくきっかけになればいいと語る。

 

 

 

匿名希望