子どものやる気を伸ばしたいなら、「楽しい」と感じる瞬間をたくさん用意しよう

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『家でできる「自信が持てる子」の育て方』(沼田晶弘著、あさ出版)の著者は、国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭。児童の自主性や自立性を引き出す斬新でユニークな授業が、アクティブ・ラーニングの先駆けとして評価され、数多くのテレビや新聞、雑誌などに取り上げられているという人物です。

その教育の特徴は、子どもたちが楽しいと思えるまで、手を替え品を替えいくつもの提案や問いかけをすること。やる気を引き出すことができるまで、あの手、この手、あっちの手、そっちの手と、あらゆる手を尽くして子どもたちに仕かけていくというのです。

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本来、学びとは楽しいものであるはず。ところが、勉強を「なんのためにしているのか」「いつ役に立つのか」、その意味をわかっていないからこそ、「勉強はつらいもの」になってしまうということ。

楽しくないと思っているのに、大人が「やりなさい」と口を酸っぱくして言っても、やる気になれるはずがないわけです。


子どもに対して、「これをやってみない?」というような提案をすることは、どんな家庭でもあるはず。しかし、その結果、「まぁ、やってもいいけど…」という程度の言葉を子どもから引き出しただけで満足してはいけないのだといいます。

「やりたい! やってみたい!」と子どもが自分から言い出すくらい、魅力的な提案をしたり、気になる情報を提供したりし続けることが大切だというのです。

たとえば野球をテレビでしか見たことがない子に、「野球をやってみない?」と誘っても、なかなかその気にはなってくれないかもしれません。

でも、実際にプロ野球の試合に連れて行き、白熱のプレイを目の前で見せたり、あるいは野球をテーマにした漫画やアニメを見せたりすれば、野球に興味を持って「やってみたい」と自分から言い出す可能性は出てくるわけです。

もちろん、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあるはず。しかし、子どものやる気を引き出すにあたっては、一度や二度失敗したからといって諦めてしまわない根気強さが必要。

何度も何度も、ありとあらゆる手を尽くし、尽くしたあとにも「なにかないか」と知恵を絞って、子どもに声をかけ続けることが大切だということ。

それは著者も同じで、「こんな提案をしたら、みんながおもしろがってくれるのでは」と思いついたら、とにかく子どもたちに仕掛けてみて、彼らの反応を確かめるのだそうです。

 

 

 

大崎