子どもの成績を上げる親の上手な「すきま時間」の使い方

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開成・麻布・筑波大駒場渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、保護者から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの学習メソッドが凝縮された最新刊『男の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)の内容から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。


◆まとまった時間を取ろうとするとかえって勉強できない
小学生の子どもが集中できる時間は、せいぜい20分くらいと私は考えています。

開成や灘といった最難関中学校でも、入試は長い科目で60~70分。最も優秀な子どもたちが臨む中学入試という最大の山場でさえ、それが限界なのです。
となれば、普通の小学生なら、20分も集中できれば充分です。だから、毎日の勉強時間も、まとめて取ることにこだわる必要はありません。

忙しいビジネスパーソンにとっては「すきま時間」の活用が重要だといわれていますね。これは子どもの勉強についても同様で、15分でも時間があれば勉強する習慣をつけると、ゆくゆく大きな差となって表れます。15分でもやれることはたくさんあるのです。

親の感覚では、「やるからにはせめて45分くらいは集中してほしい」と考えます。しかし、親の世代と違い、今の子どもたちは本当に忙しく、まとまった時間を取ろうとすると、かえって勉強ができません。

それに、長い時間やるとなると、子どもは億劫さが先立ちます。

「45分やらなくちゃ。嫌だなあ」とグズグズしていれば、あっという間に30分くらいムダにしてしまいます。それよりも、気軽に取り組める15分を3セットやったほうがはるかに効率的です。

そのときに、「勉強を15分だけやったら次の予定がある」というすぐ先のゴールを見せておき、そこに誘導すると集中しやすくなります。

 「○○君、あと15分で夕ご飯ができるから、それまで勉強していて」

 「おーい、○○。15分勉強したら、お父さんと一緒にお風呂入ろう」

 こうして、子どもたちに15分の勉強習慣が身につくと、外出先でもちょっと時間があれば取り組めるようになります。


◆通学前の「15分」をルーティーン化する
疲れが溜まってくる夕方よりも、朝の時間帯のほうが頭が冴えていい仕事ができるというビジネスパーソンは多いはずです。それは子どもも同じです。学校に行って6コマの授業を受け、さらに塾へ通って勉強してからよりも、通学前の朝の時間帯のほうが、彼らの頭は冴え渡っています。

だから、この時間帯に15分でいいから勉強させましょう。

今は、親も共働きだったり、子どもは習いごとがあったりと、家族が確実に全員揃うのは朝くらい。その時間帯に15分、子どもの勉強に親が関わる時間を捻出してみましょう。

といっても、難しい問題を解かせる必要はありません。学校に遅刻することがないよう、漢字を30個書くとか、計算問題を3問解くといったようなことでOKです。

あるいは、朝のニュース番組を見て気になったことを1つ話題にして、そのことについて一緒に調べる時間を持つというのもいいでしょう。

 

 

 

匿名希望