水泳は、「口呼吸になり」、「かかとが弱くなり体の軸がずれていく」

習い事で当たり前のように水泳を習わせている親は多い。その理由として体が鍛えられる、風邪をひかなくなるなどを挙げる親もいるが、何となくという親も多い。
しかし、水泳にはメリットだけでなく、明確なデメッリットもあるとすると「からだ塾」リンクでは指摘しているので、要約して紹介したい

筆者が指摘する水泳のデメリットは二点。
それは「口呼吸になる」「かかとが弱くなり体の軸がずれていく」である

【口呼吸の問題】
人間は陸上では鼻から息を吸い口から吐く、「鼻呼吸」である。
しかし水泳では必然的に「口呼吸」になる。水泳は、如何に力まず水中で伸びる動作を持続的に行えるかが競技能力向上のポイントになるが、口で呼吸すると関節は曲る。
つまり、口呼吸で関節が曲がるのを、泳ぐ動作で伸ばしていくのが水泳。

口呼吸になると次のようなデメリットがある

「虫歯・歯周病等の原因になる」
口の中には唾液が常に出ている状態が正常だが、この唾液はお口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流したりなど様々な働きがある。口呼吸をすると、口の中が乾燥してしまい、唾液がうまくまわらずに虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し放題になってしまう。

「歯並びが悪くなる」
歯の並びは〈内側からの舌による圧力〉と〈外側からの唇や頬の筋肉からの圧力〉の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっている。
そのため、慢性的な口呼吸だと〈外側からの圧力〉がかからず、出っ歯や受け口などの原因になる。特に子供の場合は骨格にも影響が出やすい。
 
「風邪やアレルギーになりやすい」
鼻から呼吸する場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機構が備わっているため、風邪をひきにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴がある。、鼻呼吸の場合は冷たく乾いた空気を吸い込んでも副鼻腔の働きにより加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働く。
一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、直接細菌やウイルス、塵などを取り込んでしまうことになる。

「口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなり、注意力が低下し学習能力や仕事の効率が低下する。」
口呼吸は酸素を上手に吸えない、だから脳に酸素が届かず脳の機能が正常に働かないということ。

【水泳はかかとを弱くし、体軸がずれる】
水泳は地面を蹴ることが基本的に無いスポーツである。あるいは浮力が働くので体軸に正常な圧力が働かない。だから踵が弱くなる。
これが問題なのは人間の体軸が踵にあるからである。つまり踵が弱くなる=体軸がぶれるということ。
また、骨を形成していく上でも踵と地面が接触する時に起こる衝撃が必要になるが、水泳はその衝撃が少ないので子供たちの骨がもろくなってしまう。
軸がぶれた状態で運動したり日常生活を送ったりすると、間違いなく怪我をしたり体調不良をおこす。
だでさえ外遊びの時間が減っている現代の子供たちは、発育の大事な時期に水泳ばかりをしていたら、どうなるかは明らか。

「うちの子は外遊びはしないけど、水泳はやっているから大丈夫!」 とは到底言えない。

確かに、今の子供たちは「踵」ではなく「つま先」で立っており、軸が前側にぶれている子を多く見かける。
また歩く時、走る時も、つま先だけで地面を蹴っている子が多い。

確かに昔の川遊びや海遊びは、ただひたすら泳いでいただけではない。
筆者の見解は今まで聞いたことがなかったが、人間は基本的に陸上に適応して生きてきたわけで、考えてみると頷ける内容が多い。

 

 

 

北村浩司