「絶対に」子育てを成功させる秘訣 その2

 
次にあなたがやるべきことは

子どもに「助けさせること」です。

なぜ助けさせないといけないのか?
 理由は簡単です。
あなたが生まれた時から子どもをものすごく助けているからです。

ちょっと考えてみてほしいのですが
 あなたがある人からものすごく助けられたとします。
 長い間、その人は、何から何まで面倒を見てくれました。
 衣食住すべてです。
あなたはお金を持っていません。その人に頼るしかありません。
でもその人は、そのことが当たり前のことのように
 なんでも買って与えてくれ、ずっとずっとあなたを世話して、助けてきてくれました。

きっとあなたは、何かの折にその人を助けてお返ししよう、とタイミングを見計らうことでしょう。
そして、あるとき、その人を助けられそうな何かを見つけてそうしました。
もしかしたらそれは
 その人が出かけようとしていたのでドアを開けてあげるとか、お料理をしようとしていたのでテーブルに先に食器を並べるとか、ホコリが積もっているところがあったので拭いたりだとか、そういった、ちょっとしたことだったのかもしれません。

そして、やっとの思いでそれをやったとき、その人は言いました。
 「もー!違う違う!」
 「いまそれやらなくていいから!」

どうしましょう。
お返しできませんでした。
あまりにも助けられているため、あなたはこれで終わるわけにはいきません。助け返さないといられません。

またあなたはいろいろなことを考え、それをやります。
しかしまた
「あなたは何もしなくていいの!」
 「余計忙しくなるからやめて!」

・・・・どうですか?

そういうことを繰り返していくと、何が起こるでしょうか。
お返しできないのに、衣食住を含めた「モノ」や「世話」だけは、際限なく与えられるのです。
しかも、あなたはそこから逃げ出すことができません。

まずあなたはお返しできないことに不安を感じていくでしょう。
 助けさせてくれないことに不信感、あるいは怒りを感じ始めるかもしれません。
もっと助けさせてくれないと、もっとあなたは反抗的になっていくでしょう。
しかし何をどうあがいても、あなたはその大量の「モノ」に依存して生きているため、完全には反抗しきれないでしょう。
だんだんとその人に対して自分は無力だと思うようになるでしょう。
あまりにも助けることを妨げられると、自分はそうすることができない、無能な人間なのだとすら感じるようになるかもしれません。
いつしかそういった状態が当たり前になるでしょう。
すなわち、何も与えることをしなくても、有能にならなくても、自分は何かを得ることができるという考えを持つようになるということです。
そうするとどうなりますか?
 何かを得ることができなかった場合、それがなぜかを考える前にキレ始めることでしょう。
そんなことを繰り返していると、しまいには、助ける意欲すら失っていくでしょう。
 助けなくてもなんだって得られるんですからね。

・・・これが子どもたちに起こっていることなのです。
 人が誰かから助けられて、その人にお返ししたいと思うのは自然の衝動です。それを妨げるということは、非常に残酷なことです。
 子どもがあなたを助けようとする衝動は、赤ちゃんの頃から始まっています。行動としてまともに表現できない頃から始まっているのです。子どもは体が小さいだけで、中身は大人と同じですからね。

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姜ヨセフ