あえての“男女分け”幼児教育

男女平等が叫ばれる中、アイスランドではあえて男女別のクラス分け時間を設け、遊んだり学んだりする幼稚園があるそう。
>「違いを排除するのではなく、尊重しあう」ことを目的にした面白い事例だと感じたので紹介します。

リンク より引用しています。
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昔からの社会規範としての“男らしさ・女らしさ”に息苦しさを感じている人は少なくないと思います。でも一方で、「男と女は、“同じ”ではない」のも事実。
そんな中、アイスランドにはちょっとユニークな実践を行う、教育機関があります。 その特徴は、毎日「男女分けクラス」の時間を設けること。なぜ、世界一ジェンダー平等な国で、あえての「男女分け」クラス?気になって、ある幼稚園を訪ねました。

午前10時。幼稚園をのぞくと、3歳~5歳前後の子どもたち数十人が、男の子は男の子だけの部屋で、女の子は女の子だけの部屋で過ごしていました。男女それぞれの部屋で、子どもたちは、お絵かき・工作・外遊び・積み木・部屋遊び・水遊びのプログラムから、自分の意志でひとつ選択して遊びます。

同じ「部屋遊び」のプログラムでも、遊び方はそれぞれ。女の子たちが、マントをつけてごっこ遊び。男の子たちは、大きなブロックに這い上がったり飛び降りたり。

「外遊び」をする子どもたちがいる園庭は、柵や壁はないものの、半分は女の子のスペース、半分は男の子のスペースとなっています。女の子が木の枝等を使ってひとところに集まる一方で、男の子たちは大きな声を出しながら元気に走り回っていました。

マルグレさんは、30年以上の幼児教育に携わった経験上、男の子には自立性、女の子には社会性が比較的高いと感じられることが多く、それぞれの遊び方の違いは、男の子ならでは、女の子ならではの別々の「文化(culture)」だと考えています。

■違いを排除するのではなく、尊重しあう
この日、遊びの時間のあとは、ダンスのプログラムが行われていました。この時間は、「男女混合」。男女ペアで音楽に合わせて身体を動かします。この幼稚園では、男女分けクラスと同様、毎日必ず男女混合クラスも設けられています。マルグレさんが目指すのは、それぞれの違いを排除するのではなく、違いに目を向けないことでもなく、尊重し合って生きていくことです。
「男女分けクラスは、ひとつのメソッドです。私たちの目標は、男の子と女の子、男性と女性が協力しながら共存し、互いを尊重すること。そして、ありのままの自分でいられる社会にしていくことです」(マルグレさん)

男性性と女性性の違いは「ある」という前提で、その「共生」を目指す教育。
誰の中にもある、“男らしさ・女らしさ”。それは本来、社会に強要されるものでもなく、先入観の範囲内で語られるべきものでもなく、差別やハラスメントにつながるのではと、「違い」を重んじることを恐れていては、逆に人間としての魅力を十分に知ることはできないのだと気づかされました。

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匿名希望