育児はもっと自由でいい

答えはいつでも「目の前にいる子どもの笑顔」という形ですぐそこに見つけることができます。
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Minecraftで育児
私たちの息子であるつっつ君は、マインクラフトというゲームをプレイし、それをYouTubeで配信する「つっつクラフト」という活動を通して教育的成果を上げてきました。

マインクラフトとは、2019年5月にテトリスを抜いて「世界で最も売れたゲーム」です。
世界が全てブロックで成り立っていて、建築したり農業をしたり敵を倒しながら冒険するサンドボックスゲームで、
一言で言えば、PCやNintendo Switchスマートフォンなどを通してブロック遊びを仮想世界で楽しむゲームです。そんなマインクラフトをつっつ君は2歳の頃からプレイしています。

これには教育的理由が存在します。まず単純にマインクラフトには物理的制約がない点です。子どもの作りたい欲求を叶えてあげるとき、大量のブロックが必要となる場合があります。しかし経済的にも収納的にも限りというものが存在します。限りあるものの中で工夫させてみるという見方もありますが、まずは制限のない自由な遊びがあってこそのものだと思います。

そして片付ける必要がないというのも重要です。片付けをしない子どもにイライラすることはありませんし、床に落ちたブロックを踏んで痛い思いをすることもありません。データ上に保存できるということは、忙しいおとうさん・おかあさんたちの空いている時間に子どもの作った作品を褒めてあげることができるという教育的利点もあります。

先進的な保育園・幼稚園では子供の作ったブロック作品を壊さずに飾るということもあるように、残すことで達成感や満足感が得られるのです。もちろん片付けるという行為も大切な教育ではありますが、作った作品を残すということも等しく大切な教育なのです。

YouTubeで育児
つっつ君は、4歳の誕生日を期にYouTubeでマインクラフトのプレイ動画を配信することになったのですが、YouTubeで配信となると「ユーチューバー」という言葉がまず思い浮かびます。しかし、私たちはユーチューバーという言葉に捉われず、つっつ君がマインクラフトをプレイしながらゲーム実況の真似事をしているのを見て、「ならば実際に配信してみよう」という軽い気持ちで配信を行いました。

もちろんこれにも教育的理由が存在します。幼児期には「敏感期」という五感や言語など特定の物事に対して強い興味を持つ時期があります。ユーチューバーが実況プレイをしているのを見て、自分も同じように架空の視聴者に向けて話しかけていた当時4歳のつっつ君はまさに「発語の敏感期」だったのです。であるならば親が積極的に介入し、発語の手伝いをすべきです。

実況を始めた当初は自分のやっている事を説明することから始まりました。最初は、「パクパクパクパク、キノコ食べた」など、やっている事を説明することから始まりました。次に、「看板(に書いてある文字)は"扉は気をつけて"なの」と作ったものを説明するようになりました。そして最終的に、「みんなで赤い畑に乗ってご視聴ありがとうございましたって言うの」と見る人を意識した説明をできるようになりました。

このような3つのステップを踏んで、わずか5ヶ月の間につっつ君の言葉はめきめきと上達していきました。またYouTubeで発信したことで思いがけない効果も得られました。つっつクラフトの視聴者の中には、コメントをくれる人たちが沢山いました。コメントをもらったつっつ君はとても喜んで、さらにおしゃべりに対して意欲的になっていったのです。

発信する→評価される→モチベーションが上がる→そしてまた発信するという、親の評価だけではなく第三者からの評価も得ることで、学習のサイクルを作り、自信を付けることが出来ました。さらに、幅広い世代の人たちと交流することで学校では得られない貴重な経験も得られました。『ゲームで教育を行なった』と言うと、信じられなかったり、またはそのゲームが何か特別なものなのではないかと疑うかもしれませんが、育児に対するひとつのアイデアとして、ゲームを楽しむことがつっつ君にとっては非常に効果的な教育法だったのです。

 

 
姜ヨセフ