愛情不足の赤ちゃんにもたらす影響

以下 リンク より引用
アカゲザルの実験
1950年代アメリカのウィスコンシン大学で、心理学者のハリー・ハーロウによって行われた有名な実験があります。生まれて間もないアカゲザルの赤ちゃんを檻に入れて、母親代わりの哺乳瓶付き針金人形と毛布の人形を並べておきました。

この実験には、ミルクをくれる母親とミルクはくれないが肌のぬくもりをくれる母親のどちらを必要としているかを観察する意図がありました。赤ちゃん猿は、ミルクを飲むときは針金人形に向かい、満腹になると毛布の人形に向かいました。

しかし、生身の母親と触れ合うことができなかった赤ちゃん猿は、成長後も群れに上手く馴染むことができませんでした。この実験は、愛着実験やアカゲザルの実験と呼ばれ、愛着の形成には授乳といった飢えを満たす行為だけでなく、皮膚の接触、つまりスキンシップが重要であるということを証明しています。

■フリードリヒ2世の実験
6つの言語を会得したフリードリヒ2世は、人間の言語能力は生得的なものであり、「誰しもが生まれつきの言葉を持っている」と考えていました。「言葉を教わらずに育った赤ちゃんは、どんな言葉を話すのか」に興味をもっており、50人の赤ちゃんを集めて、実験をすることにした。

フリードリヒ2世は、赤ちゃんへの人間的なコミュニケーションを禁じて、目を見てはいけない、笑いかけてもいけない、語りかけてもいけない、触れ合いを一切してはいけないと命じた。

集められた赤ちゃんは、乳母や看護師から十分なミルクを与えられたにも関わらず、全員死んでしまった。

■心理学者ルネ・スピッツの実験
フリードリヒ2世と同様に心理学者のルネ・スピッツは、戦争の孤児55人を集めて、人間的スキンシップを一切行わない実験をした。

55人中27人が2年以内に死亡して、残った子供も17人が成人前に死んでしまった。11人は成人後も生き残ったが、知的障害や情調障害による後遺症が確認された。

■20世紀初頭の欧米の孤児院での状況
20世紀初頭の欧米の孤児院でも、赤ちゃんの死亡率は高かったようです。その頃の最新の教育方法は、赤ちゃんに理性的な能力を与えるために、あまり触れないことが推奨されていました。

従来通り赤ちゃんをあやしたりしていた貧乏な孤児院よりも、裕福で最新の研究方法を取り入れた孤児院のほうが死亡率が高かったと言われています。

■愛情ホルモンの効果
愛情ホルモンであるオキシトシンには、ストレスの抑制、恐怖心の緩和、好奇心の向上、記憶力の向上、心臓機能の向上、免疫力の向上といった効果があります。子供のオキシトシン分泌を促進させるためには、会話や抱擁をしてスキンシップをとることが推奨されています。幸福感や感情のコントロールとも関連しており、オキシトシンの分泌量や感受性は1歳6ヶ月頃までに決定されるという研究結果もあります。

高校生163人とその母親を調査では、乳幼児期のスキンシップが不足していた子供は、衝動的に他人を攻撃する傾向が強かったそうです。また、生まれてから3歳までの間に母親が子供の相手をする時間が、毎日4時間より少なくなると脳が正常に機能しなくなるという説もあります。オキシトシンの不足によるストレスが睡眠不足の原因になれば、成長ホルモンの分泌まで阻害することになりかねません。

赤ちゃんの頃は周りに「抱き癖がつくから抱かないほうがいい」と言われますが、それは昔の農家の人が仕事を優先するために作った言葉なので、気にする必要性はありません。
―――――――――――――
以上複数の実験が示しているように、スキンシップの重要性は想像以上。
スキンシップを受けていない子どもはサル、人類問わず、身体に大きな影響を与える。
コロナ禍で接触が危険視されているが、非接触の方が危険だということを十分に周知させたい。

 

(匿名希望)