「塾の成績がほぼ最下位から1位に」3カ月で急成長した小6の親が送り迎え中にした"ある会話"


理解できているところを聞き出す
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より引用です。
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そのお子さんは他の教科はまずまずなのに、国語だけは本当に苦手だったと言います。通っている塾の同級生170数人中、170番。ほとんど最下位でした。

送り迎えのときの会話を変えてみたところ…

それで、塾の送り迎えのときの会話に、目的論を使うことにしました。まず、成績の良いところに注目して「算数の成績上がったね」「社会は歴史関係が得意みたいだね」と話すと会話は弾みます。苦手な国語も、できているところ、理解できているところを聞き「そうなんだ。そこは解けるんだ」「それもわかるようになったんだ。前はできなかったところだよね。すごいじゃん」なんていう話をして、「悪いところの反対」に意識を向けるようにしました。

そして、子どもが「でもさ、穴埋め問題が全然わかんない」と言うようなときには「どうしたらいいと思う?」と子どもと一緒に考えるようにしたそうです。

このような関わり方を始めて3カ月で、その子の国語の成績は塾で1番になったんです。

信じられないかもしれませんが、これは私が以前、家庭教師をしていたときのエピソードを紹介したところ、興味を持ったあるお母さんが「真似をしてみたら、本当に成績が上がったんです」と知らせてくださった実話です。

目的論で成果が出せる秘密

オリンピックに出場するようなトップアスリートを合宿などで指導するケースを例にして比べてみましょう。

原因論のアスリート指導〈リソース追求型〉

技術を磨き、ミスを防ぐために原因論で徹底的にダメ出しをする。メダルが期待される選手には「絶対に金を獲るんだ。それ以外は意味がない」と鼓舞する。

一部の選手は「がんばるぞ」「やるぞ」となる一方で、「優勝できなかったらどうしよう」という不安からビクビク、オドオドしたアンリソースフルな状態になる選手も多数出てしまう。

目的論のアスリート指導〈リソースフル追求型〉

ミスを防ぐことよりも、選手の持っている良い部分や成長に意識を向ける目的論で関わる。メダルは関係なく、本人にとってベストなパフォーマンスが出るよう鼓舞する。

本人が持っているリソース(技術、能力)を最大限発揮できる、リソースフルな心の状態で試合に臨むことができる。また練習にも前向きに取り組めるので、リソースの向上も期待できる。

スポーツに限らず、人生のあらゆる場面において、リソース(技術、能力、知識)はもちろん大事です。しかし、そこだけを追求するあまり、心がリソースを十分に発揮できない状態(アンリソースフル)になってしまったら、意味がありません。原因論が上手くいかないケースの多くが、そのパターンに陥っていると言えるでしょう。

だから、リソースフルを追求する関わり方である、目的論で大きな成果が出せるのです。

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(時田 弘)