0~24歳までに人間は2度の「変容期」と「安定期」を繰り返す

人類の進化(変異促進)に対して、重要な2つの時期。それは、2歳頃のイヤイヤ期。加えて、10歳前後~18歳頃の思春期。(思春期は、25歳くらいまで続くこともあるそうです。)
どちらとも、対象世界を広げていく過程で、脳に変化が起こる重要な時期です。

>【知能進化を紐解く】脳の発達には順番がある。イヤイヤ期こそが知能進化の最初のターニングポイント!?リンク
>イヤイヤ期と言われる1~2歳ごろに見られる現象は、身体や心では外部世界を捉え始めているけど、前頭葉が未発達ゆえに現象が頭とはうまくつながらない。当然大人からの反応もうまく受け止められない状態とも言えます。今までは母親に全面的に依存し受容していた状態から、自立しはじめ他者との関係を認識し始める時期。体や心は充足や不全感、快や不快は感じているのにどのように対応したらいいのか?頭で整理することや説明するすべがない状態。
>でも、見方を変えればこの時期の子供が取る現象は、未知の現象や気持ちに対して、「どうする?」という探索を初めて頭で考え始めるタイミングでもあるのです(前頭葉が発達し始める点でも)。つまり、体や心で捉えた状況とそこに生じる矛盾を、頭=知能で再統合しようと試みている状態。

まだ未解明ですが、思春期に起こる脳の変化(駆動物質の分泌量増大)も、同様の現象が起こっていると想定できます。
どうやら、0~24歳までに人間は、2度の「変容期」と「安定期」を繰り返すそうなのです。

モンテッソーリ教育を意識しながら習い事を始める方法リンクより引用します。
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■子どもの発達は4つの段階に分類される
モンテッソーリ教育は、人間の成長を4つの段階に分けます。 そして、それぞれの段階は変容期と安定期を繰り返しています。

【変容期】
とても変化が激しい時期。親は注意をしなくてはならない時期。

【安定期】
心身共に成長が安定している時期。親も少し安心して良い時期。

●第1段階:0~6歳(幼年期)※変容期
モンテッソーリ教育の柱となっている、人生において最も重要な時期。
・この時期に「自分」という「個」を創ります。 6歳以降にはないスピードとエネルギーで周りの環境全てを吸収し、能力を発達させていきます。人生を生き抜く為に必要な力の80%が、この時期に備わります。さらに幼年期は、前期(0~3歳)と後期(3~6歳)の2つの時期に分けられます。

●第2段階:6~12歳(児童期)※安定期
・知的欲求が高まり、想像力や思考力が豊かになる時期。抽象的な概念を理解するようになりますが、まだ実体験から学ぶことが多く、実際の体験を通して多種多様な文化に触れることで子どもの世界が広がります。友人との関係が大切になってくる時期で、仲間と過ごすようになります。社会のルールを学び、モラルと道徳心が生まれ、正義感が高まる時期でもあります。

●第3段階:12~18歳(思春期)※変容期
・心も体も、大人へ向かって激しく変化していく時期。この思春期も、前期(12~15歳)と後期(15~18歳)の2つの時期に分けられます。特に前期の12~15歳はホルモンが大きく変化し、心身共に大きな変化がある時期です。友人に認められているかどうかが重要で、心の安定を左右します。幼年期のニーズが十分に満たされなかった子どもの多くが、この思春期に何らかの問題行動を起こすと、幼年期と思春期の関連性を指摘しています。

●第4段階:18~24歳(青年期)※安定期
・経済的にも精神的にも自立した大人へと成長する時期。自分の職業や専門分野に目覚める時期。
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特に、第1段階の幼年期と第3段階の思春期が、外の世界へ関心を持ち、多様な情報を吸収する時期ということです。
この時期は、内側から湧き出る欠乏(エネルギー)を、頭で整合させる術がないため、どこに意識を向けていいのか分からない状態。子育てという視点では、その欠乏を整合させるように、未知対象に充足を求める行動を、見守ることが必要なのかもしれません。

 

小林健太)