英名門校、岩手県に中高一貫校開設。革新的なカリキュラムとは?

2022年8月開校には、イギリス名門中高一貫校が岩手県安比高原に開校する。カリキュラムには、室内での勉強以外に屋外へでて自分の肌で体感しながら学ぶメニューも豊富に用意されている。学びの在り方も変わってきている。


以下引用------------------------------

ハロウインターナショナルスクールリンク

 「ハロウスクール」の名前をご存知の方はどのくらいいるだろうか。イギリスの学校が日本に開校すること自体、初めて聞く方も多いのではないだろうか。

イギリスにあるハロウスクールは、創立450年を迎える伝統的なパブリッシュスクールだ。学齢で言うと、日本の中学・高等学校に相当する。イギリスの元首相ウィストン・チャーチルらを輩出し、ウィリアム王子、ヘンリー王子の母校であるイートン校とともに名門9校のひとつに数えられている。

 そんなハロウスクールが2022年夏、岩手県安比高原ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(以下、ハロウ安比校)を開校を計画している。ハロウスクールは本校のほかに、タイ・バンコクや中国・上海、北京などアジアを中心にすでに8校のインターナショナルスクールを開校している。2021年1月30日、オンラインにてハロウ安比校のローンチイベントが開催された。日本での開校の経緯や教育内容について聞いた。

(中略)

「ハロウスクールでは、すべてのスクールが同じ教育理念に則って教育を行っています。その教育理念とは『Educational Excellence for Life and Leadership』。この言葉には、優秀な成績や突出した才能を育てるためだけの教育でなく、生涯役立つ価値観と学び続ける姿勢を身に付けること、国際社会で活躍できる人材になってほしいという意味が込められています」(マロウィック氏)。

(中略)

「自然と育む、卓越された教育」ハロウ安比

 日本初のハロウスクールであるハロウ安比校は、11歳から18歳の生徒を対象にした全寮制の学校だ。「自然と育む、卓越された教育」というキャッチフレーズのとおり、世界最高水準と言われるイギリス式の教育を導入した日本初のインターナショナルスクールとなる。その最大の特徴は、恵まれた立地だ。校舎が位置するのは、世界有数のスキーの聖地とも言われる岩手県安比高原。当校で展開される3つのカリキュラムはすべてこの魅力的な環境で行われる。

 カリキュラムの中で中心となるのが「コア・カリキュラム(Core Curriculum)」。単に教科書で勉強するのではなく、屋外に出て学ぶことも予定されている。たとえば校舎内の実験室で生物の授業を受けることと合わせて、実際に大自然の中で生物や植物と触れ合い、自分の肌で体感しながら学ぶことで、学びの豊かさを経験していく。

 そして、イギリスのカリキュラムをベースに、日本・中国の言語と文化を取り入れ、少人数制でひとりひとりをケアしながら授業を進めるという。四季を通しての自然の変化を感じることで、これからの時代を担うリーダーにとって必要な自然との共生やサスティナビリティについて考える機会を提供する。

ハロウ安比校ローンチイベントに登壇したAISLハロウグループ・オペレーション・ディレクターのマイケル・ファリー氏ローンチイベントで話すAISLハロウグループ・オペレーション・ディレクターのマイケル・ファリー氏

 次に「スーパー・カリキュラム(Super Curriculum)」。直訳すれば「特別授業」になるが、当校では授業の枠を超えた貴重な学びを指す。たとえば天文学の授業をする際、ほとんどの学校は教室内で映像を見るなどして学ぶが、ハロウ安比校では、満天の星空の下で、本物の夜空を見ながら学ぶことを想定している。大自然の中から学ぶ、STAEM教育にも注力するという。

 最後に「コーカリキュラム(Co-Curriculum)」。日本語では「正課併行プログラム」と説明される。課外活動として生徒が自由に参加の有無を選べるものを指すこともあるが、ハロウ安比校では教育プログラムとして組み込まれ、授業と並行して行われる。冬にはスキーやスノーボード、夏には近郊のゴルフコースでのゴルフやマウンテンバイクなど、大自然の中で季節ごとに異なるプログラムが用意されている。

 「大自然は学術的な知識だけではなく、将来、国際的に活躍する人材となるために必要な見識や心身を育てることができるのです」とAISLハロウのグループ・オペレーションのディレクターのマイケル・ファーリー氏は語る。

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(引用おわり)

(東田清華)