「集団保育」の提案 (2)

母親が、子育てを楽しくすればいいのである。

 その意味では、“ヤンママ”の子育てスタイルが一つ参考になる。彼女等の特徴は一つ目には、子育てをしながら仲間とわいわい話をしながら実に楽しそうにしていることである(少しホッタラカシ的なところもあるが、この位がちょうどいいのだろう)。そして二つ目に、この母親達は規制の子育ての方法論に囚われずに生き生きと子育てをしていることである。この母親達の作る場の雰囲気を子供も感じて、楽しく子供達同士で遊びにふけっていることである。 

 彼女等の方法論に見られる、“母親同士が集まり子供を育てる”というのが一番手っ取り早い方法であるといえる。もう少し発展させて、母親達が何か仕事をしながら子供達はその周りで遊ばせておく、というのも考えられる。大きな子には、役割を与えて仕事を手伝わせるという手も使える。少しは腕に自信がある者が揃えば、“ヤンママ・喫茶店”や“おばちゃん食堂”等を開いてもいい。これなら都会でも、働きながら子育てができる。

 乳幼児期の子育ては、“皆で楽しく”というのがテーマになるのであろう。必要な事は、子供にとってふさわしい世界に置くことであり、母親にとっての世界に閉じ込めることではないと思う。 



木橋哲夫