よその子におっぱいあげるって簡単なこと

私には、四歳ともうすぐ三歳になる女の子が居て、実際子育てをして初めて知った感覚が沢山あります。

白川郷の話を読んで、とても素直に共感しました。子供を産んだ女というのは、確かに母性本能が生起します。赤ん坊に対してなんとも優しい気持ちになります。でも、そこに自分の子供だから、と言う感覚は無いんですね。

赤ん坊そのものを捉えれば、その存在はまったく無防備で、分け隔ての無いものです。乳児であればなおさら。泣いていれば抱き上げてあやしてやりたい、お腹がすいていればおっぱいをあげたい。例えば、自分の子と他の子と 横並びに何人か寝ていて、自分の子は満足して他の子がお腹すかして泣いてる場合、おっぱいあげるだろうなあ。さらに仲間の子であったら、それこそ何のこだわりも無い。

この感覚、自分自身でも意外で面白く感じたので公園ママ友達に話した所、皆「あげるあげる~」と言う答えでした。きっと子供産む前だったら、「え、よその子に母乳上げるって、どんな感覚?」てびっくりしただろうと思う。それまで、私が知っていたのは、私権や個人の観念に基づく育児だったから。

子供に対して危害を加える様な存在は敵と見なすだろうけど、同様の状態にある母親は、同じ課題を共有する仲間と感じる。
自分の子だから、よその子だから、と言う感覚は、子供の背後に私権や個人の観念にまみれた大人の存在を感じて、そなわっていくのではないかなと感じました。

共同保育を考えるにあたっても、こういう素直な感覚を捉えていきたいなと思いました。



佐藤千苗