共同保育の事例:東京都 認証保育所 にんじん②

以下
リンク
より抜粋
>● 外遊びをたくさんします。

 にんじんの大きな特徴は、なんといっても外遊びをたくさんすることです。毎日午前中は、近くの公園などに出かけます。行き先は、子どもたちの希望をききながら、その日の天候や子どもの体調を考慮して決めます。遠いところでは、東大農場、小金井公園田無市民公園(タコ公園)などにもいきます。春・夏・秋は、かなりワイルドに遊びます。あまりに暑い日、寒い日は児童館や図書館に行くこともあります。また、「積極的に体を動かす」「たくさん歩く」「どろんこ、水遊び」「草、土、虫などとふれあう」ことなどを心がけています。最近は幼児期からTV、ビデオ、ゲームなどで遊びがちですが、幼児期こそ、体を動かして自然とたくさんふれあってほしいと思うからです。

>● 月に1度は遠足に出かけます。

 月に1度は緑地、川、自然を求めて遠くに出かけます。寒いときは劇場へ、暑いときはプールへ、収穫の秋は芋掘りなど、季節に合わせ、子どもの顔ぶれを見て場所を決めます。遠足のときは全員がお弁当持参です。
 
>● 食事やおやつは、安全な素材で手づくりします。

 食材は、なるべく添加物や農薬を使用していない、安全な素材を使ってつくります。「生活クラブ生協」と「生き生き広場」という共同購入会から購入します。食事当番は保育者が交替で手作りします。食事アレルギーなどで食べ物を制限しなくてはならない子どもに対しては、父母とよく話し合い、その子に応じた食事をつくります。乳児の離乳食は、その日の食事のメニューの中から、食べられる物を選んでつくります。母乳を続けたい方は、冷凍母乳を持参してください。

以下、「親から一言」リンク 
より抜粋

>突然の来訪者私と娘に全く臆することなく自然に仲間に入れてくれた子供たちにすっかり魅了され、今年度から娘もにんじんの一員に。最初の1ヶ月は毎朝涙の別れでしたが、他の子供たちと遊ぶ楽しさに少しずつ目覚め、今では迎えに行くと「帰りたくなーい」と逃げていくほどです。子供たちをゆったり且つしっかりと見ていてくださる保育者の方々、分け隔てなく子供たちと声をかけあう保護者の方々、そしてなにより元気いっぱいの子供たち、みんながそろってにんじんの暖かな雰囲気を作っているんだなあと感謝の毎日です。

>夕方迎えに行くと、「かほのママ、おかえり。」「かほ、ママ迎えに来たよ。」という子ども達の声。子ども達は、どの人が誰の親や祖父母かを知っている。子どもってすごい!
 親も、数ヶ月経つと、子ども達の顔と名前が全員一致する(少人数で助かった)。しかも子ども達と遊べば遊ぶほど、子どもたちみんながますます可愛くなる。「絵本読んで!」と膝の上に乗ってこられたら、少々重い子どもでも我慢できるくらい嬉しいし、楽しい。久しぶりに赤ちゃんを抱っこし、その匂いに出会うと心も和む。我が子の成長も嬉しいが、他の子どもの成長も同じくらいとても嬉しい。
 にんじんは保育参加もお勧め。保育者の子どもへの接し方を見ると、自分の育児の参考にもなる。子どもに怒って教えたり、寄り添ったり、気分を変えてみたり、一緒に考えたり…。個性あふれる保育者が、その場面に応じて接する様子は、学ぶことが多い。

>園庭なんかなくたって田無の公園全部が庭。2歳にして小金井公園まで
歩いたと聞いたときはびっくりしましたが、おかげで少しぐらい歩かせても全然平気。ご飯だってにんじんだとなんでも食べるし、年上の子たちを見ていたおかげでトイレも抵抗なくできました。

>ある日、私が「にんじん」に子供を迎えに行くと、保育園の中から声がする。「しゅーへい、そんなことしちゃだめ!。小さい子がまねしたらどうするの!」。うーん、この声は、こみちゃんでもほりちゃん(二人とも保育者)でもないなあ。そうだ、〇〇の母だ。私が中へ入っていくと、めずらしく神妙な顔でしゅーへいが謝っている。ちなみに、しゅーへいは私子供です。「にんじん」では、自分の子も他所の家の子も、「ちゃん」をつけて呼びません(あ、小さい子は別ですけれど)。それから子供を叱る時も、自分の子も他所の家の子も区別しません。保育者と親が一緒になって「にんじん子」を育てている、そんな感じでしょうか。私が「にんじん」を気に入っている一番の理由は、この連帯感とも言うべき大人どおしの繋がりです。(けっして、飲み会が一番ではありません。念のため)

>毎日よく歩き、思い切り外遊びして子供はとても元気。大きい子も小さい子も1つの家族のように暮らし、現代では希薄になりがちな人間関係というものを、にんじんの子供たちはしっかりと学んでいると思います。また、園の運営に親が主体的にかかわっていけるのも大きなメリットです。

>「ゆきちゃん、待てー!」これは大人が子どもを追いかけてるのではありません。追いかけっこで子ども数人が保育者を追いつめている?声です。ここ、にんじんでは、保育をして下さっている大人のことも 「先生」と呼ばずに名前で呼んでいるのです。
 小さいときの数年を何のくったくもなく、心から、身体の芯から、大人も子どもも一緒になって遊び切れる場として最高に気に入っています。




渡邊かお里