人間の脳は「否定形」を理解できないそうです。確かに、「青い人参を想像しないでください」と言われても、脳は勝手に反応して「青い人参」を想像してしまいます。
左脳は顕在意識(意識)を、右脳は潜在意識(無意識)を司っており、「タバコをやめよう(顕在意識)と思ってもやめられない(潜在意識)」というように、人間の行動はその90%を潜在意識によって支配されているそうです。
子供の教育をするのに否定形で注意するのではなく、肯定形で注意するのは良さそうですが、肯定形を使うということは、具体的な改善方法を自然と考えることになるので、大人が自分で決め事をする時にも、より前進感があって良いと思います。
以下リンクより引用 >私たちの脳は、「否定形」を理解できません。イメージできませんという表現のほうが適切かもしれません。 「○○しちゃだめ」「△△はよくない」という表現で強く脳に刻まれるのは、○○や△△の部分なのです。
特に、子どもなどは素直ですから、否定形の表現が逆効果になります。騒いでいる子に「騒がないで!」は逆効果です。 「騒ぐってどういうことかな?こういうことかな?」という無意識が働き、ついつい騒ぎたくなってしまいます。
脳の素直な反応を効果的に利用するためには、肯定文を使って表現するようにしましょう。 たとえば、 ○失敗しないようにしよう→上手くいくように行動しよう ○上司に怒られないように仕事をしなくては→お客様に喜ばれるように仕事をしよう ○緊張しないようにしよう→リラックスしよう ○遅刻しないようにしよう→時間通りに出社しよう このような表現に変えると、すべき行動が明確になります。
肯定的なイメージがわきますので、能動的に行動をしやすくなり、実際の行動も変わるのだと思います。 同じ内容の話でも、肯定文に変えるだけで脳の働きは全く違ってきます。<
仙人掌 |