子供と親の関係も崩壊か!?!?共認機能を低下させるツール

言葉で感情を伝えることのできない赤ちゃんは、泣くことでしか表現することができません。お腹がすいているのか、おむつを替えてほしいのか、もしかしたらどこか痛いのか…泣き声だけで判断するのはとても困難です。
どうして赤ちゃんが泣いているのかわからないと、子育ても大変。「なんで?」が積もり積もってストレスになり、産後うつになってしまうママも少なくありません。
そんな子育てを手助けするために「赤ちゃんの痛みを計測する」という研究がオックスフォード大学で進んでいます。
痛みを感じたときの
赤ちゃんの「脳波」の違い
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小児科のCaroline Hartley氏とRebecca Slater氏による研究では、赤ちゃんの脳波にも大人の脳波と同様「痛みを感じたときだけ」に現れる、明確なパターンがあるといいます。
実験では合計72名の新生児を対象に、足に軽い刺激を与えたときの脳波を測定。
そのデータをもとに作られたのが「赤ちゃんが痛みを感じたときに現れる脳波(EEG)」のテンプレート。これを使えば、赤ちゃんが痛みを感じているかどうか、どれくらいの痛みを感じているかを測定できる、というわけです。
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実用化には
まだ課題あり
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その後の検証で、赤ちゃんに刺激を与えた際に、テンプレート通りの脳波が測定できた割合は65%だったそう。高い数値に見えるかもしれませんが、痛みが伴わない刺激を赤ちゃんに与えた際にも、64%の割合でテンプレートに似た脳波が現れています。
データにはまだまだ向上の余地があり、実用化までには少し時間がかかりそうです。
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発展途中とはいえ、この試みが成功すれば新生児の医療現場は随分状況が変わってくることが予想されます。
今まで赤ちゃんの痛みの反応については、鼻孔の広がりや眉の膨らみ、心拍数など外見による、主観的な判断が主流でした。一方でEEGテンプレートは、世界初の客観的な指標になるのです。
研究が進むにつれ、子育て中に赤ちゃんが泣いている理由がわからず途方に暮れる…なんて機会も少なくなるかもしれません。今後の進展に期待が高まりますね。




大川剛史