「学校は子どもの創造性を奪っている」

間違うことを否定される、考えることをやめさせる、失敗を恐れ、思考が停止する。これが教育。
>大人になる頃には、たいていの子どもはその能力を失ってしまいます。間違いをすることを恐れるようになるのです。企業の経営も同じで、間違いを犯すと非難されます。全国の教育制度においても、間違うことは最悪だと教えられているのです。その結果、教育が創造的能力を失わせているのです

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■失敗を恐れない子ども、恐れる大人

ロビンソン卿 最近とてもいい話を聞いたので、お話ししましょう。絵のレッスンを受けていたある6歳の少女が、教室の後ろのほうで絵を描いていました。先生が言うには、この子はこれまでめったに集中しなかったそうですが、この絵の授業では違ったのです。先生は興味を引かれて少女のところに行き、「何を描いているの?」と尋ねました。少女は「神様の絵を描いているのよ」と答えました。「でも、神様がどんな姿をしているか、誰も知らないのよ」と先生が言うと、その子は「すぐにわかるわ」と答えたのです。
(会場笑)

息子のジェームズがイギリスで4歳だった時……厳密に言うと、息子はどこにいても4歳だったのですが。息子はキリスト降誕劇に出たのです。どんな話か覚えていますか? メジャーな話ですよ。メル・ギブソンが続編を作ったんです。……違いましたっけ?(笑)ご覧になったかもしれませんね、『キリスト降臨2』です。
ジェームズがヨセフ役をするというので、私たちは興奮しました。主要な役の一つだと思いましてね。「ジェームズ・ロビンソンがヨセフだ!」と書いたTシャツを着させたサクラで会場を埋め尽くしましたよ。息子の台詞はありませんでしたが。

東方の三博士が来る場面はご存じでしょう。三博士は黄金、乳香(frankincense)、没薬の贈り物を携えてやって来ます。これは本当に起こったことですよ。私たちは劇を観ていたのですが、三博士の順番が違っていました。後で博士役の子に「あれで大丈夫だったの?」と聞くと、「うん、何で? 間違ってた?」と言ったんです。たぶん順番を入れ替えたんでしょう。とにかく、頭に布巾を巻いた三博士役の4歳児たちが入ってきて、贈り物の箱を置き、1人目の子が「黄金を捧げます」、2人目は「没薬を捧げます」と言い、3人目は「これはフランクからの贈り物です(Frank sent this.)」と言ったのです。
(会場笑)

共通して言えるのは、子どもたちはイチかバチか、やってみるのです。わからなくても、やってみるのです。そうでしょう。子どもは間違いを恐れないのです。間違えることと創造的であることは同じではありませんが、間違うことを恐れていては、独創的な考えは浮かびません。

大人になる頃には、たいていの子どもはその能力を失ってしまいます。間違いをすることを恐れるようになるのです。企業の経営も同じで、間違いを犯すと非難されます。全国の教育制度においても、間違うことは最悪だと教えられているのです。その結果、教育が創造的能力を失わせているのです

 

 

 

匿名希望