「いい子」「悪い子」すべては"親の決めつけ"だ

子育てしていると子どもの行動が親が思っていること違っていたりするとイラっとしたり、こんなことをするのはだめだとマイナス視してしまったりすることもあると思います。でもそれは親のものに対する見方が固定化しているだけでしかも親にとって都合の良い見方にしかなっていないことも多いと思います。固定化された見方ではなく、子どもひとりひとりとしっかり向き合ってなぜこの子はそんな行動をしてるんだろうと子どもに同化することも大事だと思います。

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うちの子はだらしがない。自分がやりたいことはやるけど、嫌なことはやらない。宿題もやらずに平気で遊んでいる。たとえ宿題をやったとしてもいい加減で手抜きがすごい。マイペースで何をやっても遅い。落ち着きがない。子どもが小さかったときはかわいがられたのに、最近はしかってばかり。「子どもをほめよう」と言われても、いいところが見つからない――。

長年、小学校の教師として数多くの子どもと親に接してくる中で、親たちのこういった嘆きをたくさん聞いてきました。

親というものは、どうしても、わが子の短所ばかり目についてしまうようです。しかし、短所ばかり見て指摘していても、いいことはありません。子どもの自己肯定感を下げ、中長期手に見てむしろマイナスのほうが大きいのです。

そこで、私がお勧めしたいのが「リフレーミング」という手法です。人は誰でも一定の枠組み、つまりフレームを通してものを見ています。リフレーミングとは、そのフレームを一度外して、別のフレームで別の角度から見直してみるということです。そうすると、短所に見えていたものが、実は長所でもあったということに気づくことができます。

(中略)

■マイペースで遅い子の見方を変えると

また、たとえば、何をやってもマイペースで遅い子がいたとします。親にとっては時間がかかってイライラするなど、不都合で不愉快なことなので短所に見えます。でも、見方を変えれば、他人のペースに左右されることなく、ゆったり着実に自分らしく生きられるということでもあります。それに、こういう人はほかの人がマイペースでのんびりしているのも許せるのではないでしょうか?やたらに忙しく生きる大人が多い中、こういう生き方ができる人は貴重です。

さらに別の例をあげましょう。よくふざける子がいたとします。親のフレームで見ると、やってほしいことをさっさとやらない、迷惑で困った子であり、「ふざけちゃダメ。ちゃんとやりなさい」としかってしまいがちです。でも、フレームを変えて見直してみると「ふざける」というのは面白がるのがうまいということです。明るい、ユーモアがある、盛り上げ上手、ということでもあります。こういう子が大人になって、その場に応じて行動する判断力がつけば、ムードメーカー的な人気者になる可能性が高いと言えます。

また、よくある例として、「何事もいい加減で、手抜きがすごい。宿題などもやればいいんでしょという感じ。何事にも丁寧に取り組んでほしい」と嘆く親がいます。でも、これは物事の軽重を自主判断できるということでもありますね。大人が仕事をするうえで、何でもすべて同じようにがんばっていては疲れてしまいますし、非効率です。ある部分は「いい加減」で済ませて、「ここぞ」と思うところに時間とエネルギーをかけられる人が業績を伸ばせるのです。時間もエネルギーも有限ですから、物事の軽重を自主判断して優先順位をつけて取り組むことが大事であり、その子はすでにそれを実践しているのです。
これらは、筆者が長年多くの子どもを見てきたうえでの実感に基づいています。とにかく、「この子は○○だ」と決めつけないことが大切だと思います。

(中略)

そもそも、子どものある特質が、短所に見えるか長所に見えるかということは、親の都合によって決まってくることが多いのです。今の時点で長所に見えることは、すべてとは言いませんが、多くの場合、親にとって都合がよくて育てやすい、ということにすぎないのです。

ですから、私たち大人はもっと謙虚でなければならないと思います。自分の価値観やものの見方を疑うことなく、固定化されたフレームで見て、子どものことを決めつけてはいけないのです。つねに、別のフレームで別の見方ができないか考えることが大切です。とはいっても、ここが大事なのですが、子どもを見るときだけそうしようと思っても無理なので、生活の中で日頃から心がけて習慣化することが大切です。

(以後略)
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秀凜