「育てにくい子」には 「いいところ」がいっぱいある

こどもコンサルト・原坂一郎氏の記事(リンク)より

どんな子にも、数えきれないほどの「いいところ」が必ずあります。そのことに気づけたら、笑顔の子育てはすぐそばです。

保育士時代、多くの子どもたちと接してきて一番感心したことは、「子どもは“ないもの探し”をせず“あるもの満足”をする」ということです。たとえば、夏のプール遊びは6畳ほどの狭いプールに20人くらいが入るのですが、「狭いね」「泳げないね」などと不平や不満を言うのは大人ばかり。子どもからは1つも文句が出ないどころか、ずっと笑顔で楽しんでいます。

子どもは、自分に与えられた環境がどんなに過酷なものであっても、その中に必ずある“笑顔のもと”を探し、それを楽しむのが習慣になっているのです。プール遊びでも、「水が冷たくて気持ちいい」「友だちとぶつかったらそれも楽しい」と楽しい部分を味わい、狭いことなんて気にしないのです。雨が降っても、決して文句は言わず、長靴を履けたり傘を差せたりすることを喜びます。人に対しても同じで、親でも先生でも、「困ったところ」より「いいところ」を見るので、必ず大好きになります。

“不満点探し”から始めるのをやめよう

反対に私たち大人は、自分の前にあるものに対して、さっきのプールのようにまずは“不満点探し”から入ります。「暑い!」「寒い!」と自然にまで文句を言います。子どもに対しても、「困った点」や「問題点」ばかりを見つめ、つい小言の毎日になってしまってはいないでしょうか。

確かに、子どもは「困ること」をよくします。親から見て、「困った性格」だと思うこともあるでしょう。でも「困るところ」ばかりを見ないで、「いいところ」を見るようにしてみてください。すると、「心が優しい」「とても気が利く」「いつもいい返事をする」「きちんと挨拶ができる」「もの覚えが早い」「食事を残さず食べる」……など、他のお母さんがうらやむような良い点が、もう無数に見つかるのではないでしょうか。

子どもたちが毎日あれだけよく笑うのは、いつも“あるもの満足”で生きているからです。わが子のことはもちろん、すべてのものを「あるもの満足」の目で見ながら生活をすると、きっと毎日を笑顔で過ごせますよ。

 

 

 

柏木悠斗