12歳で「文房具図鑑」を出版した子のママに聞く! 子どもの“創造力”をぐんぐん伸ばす秘訣とは(その2)

リンク より引用します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


――健太郎くんの「夢中」を止めず、創造力を育てるために、ご自身が能動的に行なっていたことってあるんでしょうか?
山本:先ほど言ったような、夢中になっている時に邪魔をしない、というのもそうですが、こちらが能動的に行なっていたことでいうと、息子が夢中になっていることに対して、こちらが何か応援出来ることはないかなと探して、実際にその機会を提供したことはありました。
例えば、『かいけつゾロリ』に夢中になっていた時は、作者の原ゆたかさんのサイン会情報を知り、事前に電話してなんとか整理券を取ったりしましたね。その時、息子は本当に行きたかったみたいで、お仏壇のリンをチンチーンと鳴らしてご先祖様に整理券が取れるようお願いしてましたよ(笑)
――健太郎くんが文房具に興味を持ち始めてからはどうでしょうか?
山本:文房具に夢中になった頃はいろいろな文房具屋さんへ連れて行ってみたり、図書館で「文房具」と検索して文房具の本を借りたり、本屋さんで息子が好きそうな本があったらお土産に買ってきたり……
息子のためにしてあげている、というよりは、親も子どもが教えてくれた世界を一緒に体感して楽しんでいるという感じでしたね(笑)
でも、あくまでも「その中で何かに気付いたり、掴むのは本人」というのは大事なことかなと思っていたので、こちらの思いを強要しないようにしていました。
私は息子が夢中になっている分野や時間を「神聖な夢中ゴコロの領域」と捉えていて、そこには足を踏み入れすぎないように心がけていたように思います。
――「神聖な夢中ゴコロの領域」……確かに子どもならば誰でも持っているもの、という気がします。
山本:神聖な領域と言えば、小さな頃にごっこ遊びでいろいろ楽しそうなお話を自分で作って独り言のように話していたことがあったのですが、そういうときはなるべく話しかけないようにしてました。
聞いていると、とっても楽しいんですよ!
夢中になって絵を描いているときも同じで、頭の中に広がっている楽しそうな夢中世界を中断しないように、そっとそのままにしておいたりしていましたね。
ワクワクや思い出を共有しよう

――想像しただけで可愛いですね!他には何か、健太郎くんに良い影響があったと思われることはありますか?
山本:良い影響があったかはわからないですが、私が子供の頃、父からもらってとてもワクワクして嬉しかった缶入りのお年玉缶は息子にもあげています。缶の中に一年間小銭を貯めていって、お正月にお年玉としてあげるんです。
小さな子どもの頃は、お札より小銭の方が身近で使いやすいというのもありますし、一体いくらあるんだろうと自分で数える楽しみもありますので。最近は一緒に数えた後に、お札に両替してあげたりしていますが、いくら入っているのかわからないドキドキ感は親子共通で盛り上がれるんですよ。
「1年かけて親が貯めてくれた」と思うことで、受け取る子どもの気持ちも変化してくると感じます。
あとは1年間の成長記録を誕生日ボードにして作っています。なかなか写真を撮りっぱなしですべてはプリント出来ないのですが、誕生日にはその1年間の成長を感じながら、いろいろな思い出も振り返りながら写真やその時、息子が夢中だったものも入れながらコラージュして親からのメッセージを付けて贈っています。
思い出の物を捨てる前に「ありがとう」と感謝の言葉掛けをしたり。まだ捨てたくないものはアレンジしてまた生まれ変わる楽しさを感じてみたり。
――忘れがちですが、そういった実際に手をかけたものに対する思い入れというものは、親子両方の心に残るものですよね。
山本:そうですね。今は多くのコミュニケーションが携帯メールのやりとりに変わってしまいましたが、一時期は息子が留守番するときに手書きのメモをよく書いていまして、そのメモに息子が楽しい返事を書いてくれて、アナログな手書きメモのコミュニケーションがお互いに楽しかったというのもありましたね。
一人で留守番する寂しさが、メモでのコミュニケーションの楽しさを教えてくれたと思っています。
そして、これは本人にもういいやと言われたらやめようと思ってますが、毎年、銀杏が綺麗な季節に定点観測成長記録のように、同じ季節に同じ公園に写真を撮りに行っています。自然の景色はそんなに変わらないのに子どもの成長はこんなに早いというのが感じられて、1日1日大切にしてほしいなという思いもありまして。
誕生日ボードや定点観測成長記録は、私自身が忘れかけていた、子どもの成長を蘇らせることのできる貴重なひとときになっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(その3)へつづく

 

 

 

 

がらがらどん♪